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大吾「お嬢様！具合はいかがですか！！」
急に大吾が部屋に入ってきたから、思わず体がビクッとした。
大吾「お嬢様！寝てなアカンですよ？具合が悪いんやったら寝てな…」
「はいはい。ありがとう」
私がそう言って微笑むと、嬉しそうに笑った。
西畑大吾。
この家の執事の１人であり、私のよき理解者。
たしか、前は私をかばってくれたけど、結局私が死ぬ前にこの家を流星と一緒にクビになったんだっけ…
大吾と流星のためにも。
上手くやらなきゃ。
大吾「お嬢様！ご朝食はこちらでええですか？」
「うん。」
大吾「承知しました！ただいま持ってまいりますね！」
そう言うと、大吾は出て行った。
ベッドで寝る気になれず、そっと服を着替えて部屋を抜け出した。
私の父は有名企業の社長で、母は資産家の娘。
金持ちどうしの結婚でできた子供が私と…
柚奈「お姉様？」
ふいだったので、これまたビックリする。
恐る恐る振り向くと、そこには…
「…ゆ、柚奈…」
私を死へと追い込んだ…実の妹、柚奈だ。
柚奈「お姉様、今朝は一緒にお食べにならなかったわね。どうして？」
「…少し体調がすぐれなくて」
柚奈「お姉様。そうやっていつもお父様とお母様の気を引こうと大変ね。私のように愛情を注がれて育った子に、お姉様のお気持ちが理解できないわ…」
優雅なワンピースに扇子を持って、悲しそうにこちらを見る柚奈。
今すぐにその顔にグーパンチを叩き込みたい気分になるが、なんとか落ち着く。
…もうなにも怖くないわ。だってコレ、二回目だもの。
「そうね、柚奈。私も貴女のような世間知らずなお子ちゃまのお気持ちも理解しがたいわ。大人の女性ってものはそうやって人をおちょくらないものよ？」
そう言って、私はくるりと柚奈に背を向けた。
柚奈は何も言ってこない。
恐らく、いつものあの弱々しい雰囲気と違い、驚いているんだろう。
「…よしっ」
私は、言い返せたことが嬉しくて、拳をギュッと握った。
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すのうHIINA - まーたんさん» ありがとうございます！！よろしければ、また気軽にコメントください！！高評価等もよろしくお願いします！！ (2022年11月23日 19時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - ちいさん» ありがとうございます！！頑張って更新します！！ぜひ、高評価・コメントお願いします！！ (2022年11月23日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
まーたん(プロフ) - このお話をはじめて読んだのですがとても面白くて一瞬でハマってしまいました！！更新頑張ってください！ (2022年11月23日 17時) (レス) @page5 id: 57917330f7 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 早く続きが読みたいです！更新頑張って下さい！ (2022年11月23日 15時) (レス) @page5 id: dc2461d50b (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - シュガーリップさん» ありがと〜シュガーちゃん！！頑張るね！！シュガーも更新頑張ってね！！ (2022年11月23日 15時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年8月2日 16時
