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Aside
ついに。この時が来た。
私は、自分の手に持つ小さな茶色のガラス瓶を見つめた。
大きな川が流れる橋の上。
私はゆっくり深呼吸をした。
…これで…やっと…
柚奈「お姉様に、こんなドレス似合わないわ。私に頂戴？」
柚奈「蓮くんから誘われちゃって！！困っちゃうなぁ〜」
柚奈「私はお姉様と違って愛嬌があるもの。不細工で可哀そう」
柚奈「誰もお姉様のことなんて信じないわ。残念だったわね」
「っ…」
思い出したくない、辛い出来事。
妹の嘘を信用した使用人や家族は私をひどいように扱い、しまいには私と婚約するはずだった人と立場を入れ替えさせられた。
家の恥。妹に婚約者を変えられた気の毒な姉。
そんな好奇の目で見られ、私はもう限界だった。
「…でも…もう…大丈夫」
これを飲めば…
死ねる。
北斗「A！！やめろ！！」
ふと、気が付くと北斗がおってきている。
…ごめんね、さよなら。
私は彼に微笑んで見せると、そのまま勢いよく瓶の中身を飲み干した。
「…うぅ…」
私はとてつもない苦しみに襲われ、そのまま川に落ちた。
最後に見えたのは、絶望の表情をした北斗。
…あんな顔、してくれるんだ…
ただ、私が死ぬだけなのに。
それからどんどん意識が薄れて行ったーー
大吾「お嬢様！お嬢様！起きてください！朝ですよ！」
目を開けると、執事の西畑大吾が私の体を揺すってくる。
…え？なんで？どうして？
私…毒を飲んで…川に落ちたはず…
流星「どうなさいました？お嬢様」
「…ねぇ流星…私…川に落ちて…」
流星「え？川？夢でも見たんですか？」
同じく執事の流星はきょとんとした顔をしている。
…どういうこと？
「…ねぇ。きょ、きょう…今日何日？」
大吾「え？今日ですか？今日は４月３日ですよ。お嬢様、もしかして高校を卒業した解放感で忘れてはります？」
？高校卒業？
…私…もしかして…
慌ててカレンダーを見る。
日付は、私が自i殺しようとした日よりも５年も前の日付だった。
「…人生やり直してる！？」
大吾＆流星「はい？」
死んだはずが…まさかのタイムスリップ！？
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すのうHIINA - まーたんさん» ありがとうございます！！よろしければ、また気軽にコメントください！！高評価等もよろしくお願いします！！ (2022年11月23日 19時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - ちいさん» ありがとうございます！！頑張って更新します！！ぜひ、高評価・コメントお願いします！！ (2022年11月23日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
まーたん(プロフ) - このお話をはじめて読んだのですがとても面白くて一瞬でハマってしまいました！！更新頑張ってください！ (2022年11月23日 17時) (レス) @page5 id: 57917330f7 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 早く続きが読みたいです！更新頑張って下さい！ (2022年11月23日 15時) (レス) @page5 id: dc2461d50b (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - シュガーリップさん» ありがと〜シュガーちゃん！！頑張るね！！シュガーも更新頑張ってね！！ (2022年11月23日 15時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年8月2日 16時
