会長様と犬☆★☆★ (ページ6)

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・ﾅｶﾖｼ？ページ6

岸side

翌日。廊下では、広報部が生徒達に号外を配っていた。

橋「号外〜号外〜！会長補佐・永瀬廉、惨敗。生徒会の前会長、中島健人が平野紫耀に宣戦布告〜！！」

岸「家畜の呪い…」

岸も中島とギャンブルして、ポチになってしまった一人だ。

家畜の呪いとは、呪いにかかると無一文になってしまうという都市伝説であり、2年前中島が会長の時に全校生徒の半分が「家畜」になったというのだ…。
　

勝「岸もくる？開拓地！！」

岸「えっ、勝利？何してんの？開拓地って何？」

「開拓地」とは「家畜」に安い給料で強制労働をさせている組織のこと。勝利は、その組織のリーダーになっていた。

岸「俺も行こうかな…。」

勝「どうぞ！！乗った、乗った！！」

岸は、開拓地行きの車に乗った。あれ？見覚えのある人が…。体育祭準備の時に一緒だった…

岸「あ、体育祭準備の時、サボってたやつ！飛鳥？」

飛「は？」

岸「お前もミケ堕ち？」

飛「…まぁね。暇だから乗ったの。」

岸「また、サボるなよ〜？」

飛「う、うるさいっ！岸には言われたくないわ！」

岸「はぁ？」

2人が言い合いをしていると、車が出発した。

飛「はぁ…マジ乗らなきゃよかった。ん？」

桃「飛鳥さ〜ん！！」

髙「岸く〜ん！！」

岸「ちょっ、勝利！止めてくれる？」

車を走って追いかけてきたのは、桃子と海人だった。

桃「はぁはぁ、飛鳥さん！これ渡そうと思って！」

桃子が渡したのは、飛鳥が大好きないちごみるくだった。

桃「私、いつも助けられてるから！私にできるのは、これくらいですけど！」

髙「岸くん！これ！忘れてたよ、スマホ！」

岸「あ、マジ？ありがと、海人。」

桃子と海人から、応援メッセージを貰い、車は出発した。

岸「かわいいの飲むじゃん。意外。」

飛「はぁっ！？アンタだって！スマホ忘れるって…ヤバいでしょ。」

岸「はぁ！？やばくねーからっ！！」