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助けてほしいとき ページ14

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「お腹すいてない?」

ミヨンさんが伸びをしながら私に問う。


「え、と、すいてます」

「お酒飲んだ次の日ってなんでお腹がすくんだろうね?待ってて。朝ごはん用意するから」


いつも通りの笑顔に戻ったミヨンさんは、そう言い残して部屋から出て行った。



記憶が本当にない。


なんかしでかしたような気がするんだけど、思い出せない。


その時、スマホが音を立てた。


画面を見るとジフニからの着信で、不思議に思いながらもスマホを耳に当てる。


『A、なんかあった?』

「…え、なんで」

『なんでって…昨日Aがミヨンヌナと飲みに行くって送ってきたきり連絡がないから』

「あー…」


そういえば、ちゃんと帰ったら連絡しろって言われてたんだっけ。


「ごめん。今、ミヨンさん家なんだ」

『えっ?なんで?』

「えーっと…酔って記憶がなくて…」

『はあ?』


さっきまで心配してくれてた声が、呆れと不機嫌が入り混じったものに変わった。


『まじで何してんの』

「あー…、あれ?ていうかジフナ、今日から日本じゃ?」

『今、空港に移動してる車の中』

「えっ、なんかごめん」


自然とベッドの上で正座になる。

移動時間に連絡をくれるなんて、思ってもみなかった。

申し訳なくて、垂れた頭が上がらない。



『ごめんと思うならお酒は禁止。記憶なくすなんて、危なすぎる。ミヨンヌナがいたから良かったものの』

「おっしゃる通りです」

『はぁ…じゃあもう切るからな。絶対飲むなよ』

「はい…ごめんなさい」


耳の奥で、大きなため息が聞こえる。



『…無事で良かった』


ジフニが小さな声で呟いたあとすぐに、電話が切れた音が響いた。



心配をかけさせたこと、迷惑をかけてしまったこと、

ジフニからの言葉。


全部が申し訳なくて、心が痛くて、苦しい。



ジフニにもう一度お詫びしようとメッセージアプリを開いたら、さっき助けを求めた書きかけの文章が目に飛び込んできた。





どうして助けてほしいとき、思わず浮かんだのがジフニだったんだろう。



.

守りたいのは *→←真実は重い *



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作品ジャンル:恋愛
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sani(プロフ) - ゆずさん» こコメントありがとうございます!文庫本無限とは!このお話は私なりに書くの楽しかったので、すごく嬉しいです(*^^*) (9月30日 7時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - もう好きすぎて文庫本にしたいです。あったら無限に買えます。頑張ってください!!! (9月29日 23時) (レス) id: b8bb6a8de4 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - ゆ☆さん» コメントありがとうございます!良かったと言っていただけて、とっても嬉しいです(*^^*)読んでくださり、ありがとうございました!! (7月15日 7時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - 沙羅さん» えええ!そんな大袈裟なー!!でも嬉しいです(*^^*)これからも是非仲良くしてください!お互い頑張りましょう〜( ´ ▽ ` ) (7月15日 7時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ☆(プロフ) - 初コメです(^_^)いつも更新楽しみにしてました!読んでてすごい切なかったけど最後良かったです( ; ; )とても面白かったです! (7月14日 23時) (レス) id: 6e669d79c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sani | 作成日時:2018年6月22日 19時

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