思い出せない ページ12
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えっと、どうしてこうなってるんだっけ？
ていうか、ここはどこなの？
見慣れないベッド。
物は少ないけれど、小綺麗にまとまったハイセンスなインテリア。
ベッドのすぐ傍にはグランドピアノ。
ええっと、ちょっと待って。
落ち着こう。
ミヨンさんとご飯に行って…
なんだかむしゃくしゃしてお酒をたくさん飲んだ気がする。
それで、なんか見ず知らずの男2人が近づいてきて、一緒に飲もうとかなんとか言われて…
…それで？どうしたっけ？
ダメだ、全然思い出せない。
まさか…と思い、首を下に向ける。
「ひぃっ」
服が…！服が違う！
なんかパジャマみたいなの着てる！
パニックになりそうなのを必死でこらえて、周りを見渡すと、枕元に私のスマホを発見する。
すぐにメッセージアプリを立ち上げて、開いたのはジフニとのトーク画面。
〔緊急事態かも〕
そう打っている途中で部屋の扉が音を立てた。
「うわぁ！」
思わず手で顔を覆って大声を出す。
「えっ？なに？」
だけど、予想に反して聞こえてきたのは可愛らしい声で、ぎゅっと瞑った目を少しだけ開けた。
「Aちゃん、どうかした？」
「…ミヨンさん」
目の前にいたのはミヨンさんで、全身の力が抜けてベッドになだれ込んだ。
「えっ？！大丈夫？」
「…ごめんなさい、何も覚えてないんですが、私はどこに…？」
あぁ、とミヨンさんが声を出す。
「私の家だよ。Aちゃん、すごい酔ってて…今日も休みっていうから心配で連れてきちゃった。着替えも勝手にごめんね」
「ミヨンさんの…良かった…」
そう呟いて、はたと思う。
いや、良くない。
ガバッと勢いよく身体を起こしたら、頭痛がした。
「う…」
「大丈夫？お水のんで」
ミヨンさんがペットボトルの蓋を開けて差し出してくれたから、受け取って喉を潤した。
「…ミヨンさん、ありがとうございます」
「ううん」
「そ、それで…あの」
にっこりと笑うミヨンさんを見る。
「あの…わ、私、何か失礼なこととかしませんでした？」
「えっ？！…いや、何も」
…笑うミヨンさんの顔が引きつっているように見えるのは気のせい？
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sani(プロフ) - ミヌさん» わあ、ありがとうございます（ ; ; ）嬉しいです！読んでくださり、ありがとうございました！！ (2021年4月9日 6時) (
レス) id: a75bf160ab (このIDを非表示/違反報告)
ミヌ(プロフ) - 感動しましたTT大好きです。 (2021年4月9日 4時) (レス) id: 8612cef835 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - まろにゅきさん» うわぁ〜なんて嬉しいお言葉！！ありがとうございます（ ; ; ）とっても嬉しいです！ああすれば良かったこうすれば良かった、と今になって思ったりもしますが、そう言っていただけて本当に良かったです(*^^*) (2020年6月25日 0時) (レス) id: e36f83df04 (このIDを非表示/違反報告)
まろにゅき(プロフ) - saniさんの小説はスッと入り込めて読みやすくて、綴られる言葉もすごく好きです(^^)私はスンチョルもウジくんも好きだからこのお話、ドキドキしました！ (2020年6月24日 18時) (携帯から) (レス) id: 36bf00294b (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - ゆずさん» こコメントありがとうございます！文庫本無限とは！このお話は私なりに書くの楽しかったので、すごく嬉しいです(*^^*) (2018年9月30日 7時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sani
| 作成日時：2018年6月22日 19時
