十話【輝く舞台】 ページ9
私は今、一人で関係席?らしき所に座らされている
周りでは続々とファンの皆さんが思い思いの服装&応援団扇やサイリウムを持って席に着席している
『(皆、凄くオシャレだし可愛くしてきてるなぁ)』
バックにも沢山缶バッチが付いてきて、所謂"痛バック"を持参してる
『(……いいなぁ、私もあんなの作りたいなぁ)』
流石に、晴君や藤士郎君、長尾さんに見つかったら恥ずかしすぎるけど…
1度でいいから作ってみたいものである
『(私も何とか応援団扇を作れたけど…気づいてくれるかな?)』
晴君の応援団扇、ROF-MAO応援団扇、VΔLZ応援団扇、夢追さんの応援団扇と4種類作って裏と表で少し内容を変えている
晴君の団扇には"笑顔でピース✌️"
ROF-MAOの団扇には"バキューンして💘"
VΔLZの団扇には"三人共大好き❤"
夢追さんの団扇には"指ハートして🫰"
と書いているのである
『(我ながら……テンション上がりすぎてからスゴイの作っちゃったな)』
深夜テンションで作った為…改めて見ると少し気恥しい
『(……でも、ライブなんて来るの初めてだし
それに、夢追さんにも"楽しんで"って言われたしなぁ)』
ここに来る前に夢追さんさんが私がお借りしてる家まで来て
夢「ライブは特等席を用意したからそこで見てね
きっと、楽しいライブになるからさ…楽しんでね」
…と言いに来たのだ
その時の夢追さんはまだノースリーブの服だったけど…雰囲気がもうアーティストの雰囲気だった
『(キラキラしててかっこよかったな…)』
ワクワクしながら待っていると会場の照明が暗くなった
"夢「お前達ーー!!今からぶっ飛ばしていくからついて来いよーー!!!!」"
そう、夢追さんの声が聞こえるとステージに明かりが付いて
そこにはステージ衣装を着た夢追さんが立っていた
『わぁ……!!』
キラキラしたステージに立ってる夢追さんは本当にカッコイイ
周りのファンの子達も"キャーーー!!"と悲鳴に近い声を上げている
"夢「それじゃ!!まずは俺から行くぞ!!」"
夢追さんがそう言うとステージの雰囲気が変わりイントロが流れ始めた
"夢「一曲目は…――――――"青空を睨む"」"
そう言って歌い始めた歌は"青空を睨む"と言う
私の好きな曲の1つだった
『………すごい』
ステージは歌に合わせて美しい青空の様になっており
その世界観にまるで私達まで入り込んだように思えた
『(凄すぎて…やばいかも)』
ライブに行ったことない私でも分かる
このステージは本当にやばい、と

87人がお気に入り

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チヒロ(プロフ) - 大変面白かったので、つい一気読みさせて頂きました!続きをお待ちしてます! (12月23日 4時) (レス) @page15 id: d8591afd70 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪鈴 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時:2024年4月23日 12時