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けれど、目の前の人……永瀬さんは無言で食べている
『(まぁ、食べてるから美味しいと、思うんだけどな……)』
永瀬さんは毎度と言っていい程、私の目の前に座るのだ
そして無言で食事をして、お皿を片付ける
『(ある意味一番何を考えているか分からないなぁ…)』
そう思っていると、隣にいる小林さんが話しかけてきた
小林「なぁA、今日の晩御飯のおかず決まってるのか?」
『え?……いいえ、決まってませんが?』
私がそう言うと小林さんは何かを考える様にして再び私の方を向いた
小林「ならさ、お前の得意料理食ってみてぇな〜」
『私の、得意料理……ですか?』
うんうんと頷く小林さん
……得意料理か、色々あるけどなぁ
『……どんなのが食べたいです?』
小林「んー……肉系がいいなぁ」
『お肉系ですか……京子さんと話して出来そうなら一品だけ作りますね』
小林さんはパァッと効果音が付きそうな笑顔を浮かべて「やったぜ〜」と言った
なんだがそれが可愛くってクスクスと笑っていると前の方からお箸を置く音が聞こえた
そちらをチラッと見ると不機嫌そうな顔をした永瀬さんがこちらを睨んでいた
私がそれにビビって肩を震わせると小林さんも気付いたようで永瀬さんの方を見た
小林「永瀬、Aが怖がってんだろうが〜」
永瀬「……そりゃ、すみませんね」
永瀬さんはそう言うとお皿を持って台所へと行ってしまった
………何か、変な事でもしてしまっただろうか?
そう考えていると小林さんが私の頭を少し乱暴に撫でる
小林「永瀬の事は気にするなよ〜、その内なれると思うからさぁ」
『そう、でしょうか……』
小林「そうだって、だから気にすんな…な?」
『……はい、分かりました』
小林さんが言う事は結構的を得ている為、気にしない事にした
それから皆の食事が終わり、私は一人でお皿を洗っていた
京子さんは会計のお仕事がある為こちらには来れない
だから、私が1人で大量のお皿を洗っているのだ
『(ま、元々縁龍でも道具とか洗ってたから苦でもなんでもないけどね)』
ただ無心にお皿を洗っていると指先に鋭い痛みが走った
指を上げて見てみると深く切ったのかまぁまぁの量の血が出てきていた
『(あー…どれか欠けてたのかな?後でのけとかないといけないな…)』
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シャリファ(プロフ) - 雪鈴さん» 分かりました！ (2022年10月11日 20時) (
レス) id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - シャリファさん» リクエストありがとうございます!!メテオと佐竹さん＆千恵さんですね、他の方のリクもありますのでお待ち頂けたら書きます！ (2022年10月11日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2022年10月11日 19時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - リクエスト可能ならメテオとの絡みと佐竹、千恵さんとの絡みをお願いします！ (2022年10月11日 19時) (レス) @page44 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 構いません。お願い致します。 (2022年10月6日 14時) (レス) id: 7f119da37b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年8月2日 14時
