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小峠が車に乗り直すと俺は再び車を走らせた
中に入ると所狭しと様々な花が植えられており、どれも物凄く手入れをされていた
小峠「……綺麗だな」
久我「……そう、だな」
綺麗だと思うが、何処となく寂しそうな…そんな印象を受けてしまう
そうして、道なりに進んで行っていると一人の初老の執事が道の真ん中に立っていた
一旦車を止めると執事は俺の方に近付いてきたので窓を開けた
久我「お疲れ様です」
執事1「どうも、いつも配送を有難うございます…申し訳ないのですが本日は正面の方は使えなくなっておりまして…裏手の方に回ってほしいのです」
久我「裏手…?いつもは正面からですよね?」
そう、荷物の搬入は本来なら正面玄関からなのだ…
執事1「はい……本日は大切なお客様が参られておられますので使えないのです」
久我「そうですか……わかりました、案内をお願いします」
執事1「畏まりました、此方へどうぞ」
そして、執事の後ろをゆっくりと車を進めた
久我「("大切なお客様"って事は……Aの結婚相手って事か?)」
だとしたら……状況的にマズイかもしれない
そういう時は警備が強くなるハズだ…Aを助けるにはほんの一瞬を見逃さないようにしないといけない
久我「(待ってろよ…直ぐに行くからな)」
そうして、屋敷の裏手へと来て車を停める
すると屋敷に通じる扉から新城さんが顔を出した
桜「執事長、旦那様がお呼びですのでココは私にお任せ下さい」
執事1「わかりました、では任せますよ?」
そう言うと執事長と呼ばれる初老の男は屋敷の中へと入っていった
足音が遠のくのを聞き届けると兄貴達が後ろから降りてくる
桜「申し訳ございません…お嬢様の結婚相手である本家の方が来ておりまして…慌ただしくしておりました」
一条「それって、あの変態オヤジか?」
一条の兄貴が深めに被っていた帽子を上にあげ、顔を見せると新城さんは目を丸くした
桜「こ、康明様っ!?何故こちらに??」
どうやら一条の兄貴もこの作戦に入っているとは思ってなかったようで驚いていた
一条の兄貴はフッと笑みをこぼして新城さんの頭を撫でた
一条「久しぶりだな、桜……お前が居てくれて助かったよ」
新城さんは一条の兄貴のその言葉に何かを堪えるような表情をした
桜「ーーーーーっ、それでは、中へご案内します」
そうして、俺達は誰にも怪しまれることなく中へと侵入した
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シャリファ(プロフ) - 雪鈴さん» 分かりました！ (2022年10月11日 20時) (
レス) id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - シャリファさん» リクエストありがとうございます!!メテオと佐竹さん＆千恵さんですね、他の方のリクもありますのでお待ち頂けたら書きます！ (2022年10月11日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2022年10月11日 19時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - リクエスト可能ならメテオとの絡みと佐竹、千恵さんとの絡みをお願いします！ (2022年10月11日 19時) (レス) @page44 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 構いません。お願い致します。 (2022年10月6日 14時) (レス) id: 7f119da37b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年8月2日 14時
