二十三話 美しき華を手に入れる為に ページ31
ーー 小峠 side ーー
俺達は今、おやっさんの命令で京極組と手を組み華実屋ユキを救出すべく話し合いをしている
いるメンバーは天羽組からは小林の兄貴、和中の兄貴そして俺
京極組からは一条、久我そして相良が選出された
今は華実屋家の屋敷と庭を含む見取り図を見ながら作戦を考えることにした
一条「Aの実家はこの山の麓にある
屋敷自体はあまり広くはないがそれ以上に庭が広いんだ」
久我「庭が……ですか」
小峠「それは何故なんだ?」
俺が疑問を投げかけると一条は見取り図に目を落とした
一条「アイツの家は俺の家に代々花を届けるのが役目の家なんだ
だから、その広い庭で色とりどり且つ季節の花を育ててるんだよ」
確かに、よく見てみると屋敷に比べて庭が異常に広い、その中にはかなり大規模な温室などもあるようだ
相良「なら、その庭から侵入するのがいいんじゃねぇか?」
一条「いや、それは得策じゃないな…珍しい花も育ててるから盗難防止で様々なセキュリティが仕掛けられてるはずだ」
和中「ならば、どうやって入る」
和中の兄貴がそう聞くと一条は少し考え始めた
小林の兄貴は静かにずっと見取り図を眺めている
小峠「……しかし、広い屋敷だな」
屋敷が小規模だと言っても俺からしたら広い方だ
この屋敷のどこかに華実屋さんがいる……だとしたら、この一番奥の離れ部屋か?
久我「……一条の兄貴、Aの部屋はどこか分かりますか?」
一条「Aの部屋か?確か……この一番端の部屋だったはずだ」
一条はそう言いながら思っていた所に赤い丸をつける
小峠「やはりそこか……人ってのは何かを隠す時に一番奥に隠すものだからな」
小林「確かになぁ……それでもってここは外壁からも近いな」
小林の兄貴はそう言いながら外壁に指を指した
一条「そこは山肌にも近い……だから、少しだけだがセキュリティも緩いはずだ」
相良「そうなんってくると……ここから連れ去るのが一番か?」
一条「……いや、もっと確実な方法がある」
一条はそう言うとニヤリと笑った
……なんだか、嫌な予感がするな……
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シャリファ(プロフ) - 雪鈴さん» 分かりました！ (2022年10月11日 20時) (
レス) id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - シャリファさん» リクエストありがとうございます!!メテオと佐竹さん＆千恵さんですね、他の方のリクもありますのでお待ち頂けたら書きます！ (2022年10月11日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2022年10月11日 19時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - リクエスト可能ならメテオとの絡みと佐竹、千恵さんとの絡みをお願いします！ (2022年10月11日 19時) (レス) @page44 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 構いません。お願い致します。 (2022年10月6日 14時) (レス) id: 7f119da37b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年8月2日 14時
