十九話 怪しい影 ページ19
ーー side ?? ーー
とある家のリビングに男女の人影
?「あの子はどこに消えたの……あの子が居ないと……」
?「……これも全て、お前のせいだぞ!!」
男は立ち上がると女に向かって机に置いてあったカップを投げつける
"ガチャン!!"
?「うっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
?「はぁはぁはぁ…あの子が戻ってくれさえすれば……この家の問題は解決されるんだ、何もかもから……」
男の目にはドス黒く欲にまみれた光が宿っていた
?「あの子は本家の血を持ってる…だから本家のヤツもあの子を求めてるんだ」
男はそう言いながら棚に置いてあるひとつの写真を手に取った
?「………どこに行ったんだ、お前が役に立つ時が来たんだぞ……"A"」
男の名前は"
Aの父親である男だ
?「うぅ…どうして私ばっかりがこうなるのよ…なんで私を置いていったのよ……帰ってきたら覚えてらっしゃい……A」
女の名前は
母親である美代の目にはあまりにも理不尽な憎悪と怒りの念が宿っていた
裕司「………………あの子を探し出して本家の者に差し出す
これでようやく……華実屋家も本家と同じ格になるのだ」
ニヤリと笑う父親は自分の欲にしか目がいっていない様だった
…………結局、この二人は自分の欲に子供を使おうとしてるのだ
裕司「……それで、本当にあの子を見つけられるんだな?」
父親は部屋の奥の方に目線を送った
そこには若い男が一人静かに立っていた
?「えぇ、必ず見つけだしてコチラに連れて参ります」
裕司「……信用しているからな?もし失敗すれば報酬は無しだ」
父親の言葉に若い男はニヤリと笑った
?「大丈夫ですよ……必ず、やり遂げます」
裕司「………必ずだぞ、成功すれば報酬は弾もう」
そうして、若い男は不敵に笑い部屋を出ていった
裕司「…………これで、華実屋家も安泰だ……」
ユキの父親はニヤリと不気味に笑いながらそう呟くのであった
ーー side ?? 終 ーー
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シャリファ(プロフ) - 雪鈴さん» 分かりました！ (2022年10月11日 20時) (
レス) id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - シャリファさん» リクエストありがとうございます!!メテオと佐竹さん＆千恵さんですね、他の方のリクもありますのでお待ち頂けたら書きます！ (2022年10月11日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2022年10月11日 19時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - リクエスト可能ならメテオとの絡みと佐竹、千恵さんとの絡みをお願いします！ (2022年10月11日 19時) (レス) @page44 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 構いません。お願い致します。 (2022年10月6日 14時) (レス) id: 7f119da37b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鈴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時：2022年8月2日 14時
