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小峠「気にしなくてよかったんだが…ありがたく受け取っとく」
『いえいえ、私の手作りで申し訳ないんですがね』

私がそう言うと二人は目を見開いて中身を確認した

中に入ってるのは私の職場で作らせてもらったクッキーやカップケーキが沢山入ってる

私の職場は町のお菓子屋さんで初老の夫婦が慎ましくやってるところで私はそこで働かせてもらってるのだ

小林「お前…こういうの作れんだ」
『そうですね…職場がすぐ近くのお菓子屋さんなんです』

公園の外を指さしながらそう言うと小峠さんが「あぁ、あそこの店か」と呟いた
どうやら私の務めている場所を知っているようだった

『……それじゃ、私はこれで』

そう言って公園を出ようとすると後ろから誰かに腕を掴まれた
驚いて振り返ると掴んだのは小林さんだった

小林「待てよ、まだ俺の用事が終わってねぇから」
『用事って……なんですか?私には貴方に用事なんて無いですから』

ビジュは良いかもしれないがこの人達は恐らく…いや、確実に表の人間ではない(・・・・・・・・・・・)
そう、肌で感じた

『顔も見せましたし、お礼もした…これ以上何があります?』

私がそう言うと小林さんは楽しそうに笑みを浮かべた

小林「ははっ、やっぱりお前って面白いな!

俺を怖がらねぇし華太も怖がらねぇ、ましてや半グレ達に楯突くなんてさ」

小林さんはそう言いながら恍惚とした表情をして私の顔数cmまで迫って来た

小林「そういう女、嫌いじゃねぇよ、俺は…」
『……はぁ、そうですか』

なんでこんなに度胸が座ってるかと言われても…生まれつきなので分からない
でも、怖いと思ったことがないのだ…皆には変と言われてたけどね

『とりあえず、離してもらえます?私これから行くところがあるので』

そう言って腕を振ると呆気なく振りほどく事が出来て私はその公園を後にした

一方、公園に残った二人は……

小峠「……小林の兄貴、再度あってみてどうでした?」
小林「んー?……まぁ、更に興味が湧いたかな?おもしれーし、働いてる場所も分かったしさ…今度からそっちに行くわー」
小峠「……程々にお願いします。
あそこの店主はうちに守代を払ってくれてる方なんですから」
小林「わーってるよ…よし、華太ぉ帰るぞー」

そうして二人も公園を後にした

☆ 二話 本当にお好きなのは?→←・



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設定タグ:ヒューマンバグ大学 , 京極組 , 天羽組   
作品ジャンル:恋愛
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ゆう - はい大丈夫です。楽しみにしてます。 (2022年12月14日 16時) (レス) @page2 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます(_ _)相良の兄貴ですね、他にもリクエストがありますので後々になってしまいますがよろしいでしょうか? (2022年11月30日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - この夢小説を読んでいると楽しいです。リクエストで相良さんを出してください! (2022年11月30日 16時) (レス) @page41 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - サクラさん» 名前変更ですか……最初は考えたんですがどうしても文字数を取ってしまうので断念してしまったんですよね…申し訳ないです (2022年8月2日 15時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 名前変換はできないんですか?とても面白いお話なのでできれば変換して読みたいです。。 (2022年8月2日 15時) (レス) id: 319352fe0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪鈴 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/  
作成日時:2022年6月26日 11時

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