・ ページ20
そうして、他愛もない話をしながら天羽さんがいる部屋へと進んで行くと部屋の中から話し声が聞こえた
『(ん?先客がいるのかな?)』
飯豊「この声、南雲の兄貴みたいだな…ノックしてみるか」
飯豊君はそう言うと扉をノックするすると話し声は一旦止まり扉が"ガチャ"と音を立てて開いた
するとそこに居たのは昨日の夜、お菓子を渡したホストっぽい人だった
ホストっぽい人は私と目が合うと大きく見開いて私を指さした
?「あーー!!昨日の夜の麗しき女神!!」
『め……はい!?』
私が混乱しているとその男性は片膝をついて私の片手を取り手の甲にキスを落とした
南雲「また会えるなんて…これは運命なんだね、俺の名前は南雲って言うんだ良かったら覚えて欲しいな…」
あまりにも衝撃的な事が起きすぎて混乱していると天羽さんが扇子で南雲さんの頭を叩いた
天羽「馬鹿野郎!!お嬢さんが困ってるだろうが!!」
南雲「あでっ!!……これは失礼しました」
南雲さんは少ししょんぼりしながら私の手を離して天羽さんの後ろへと付いた
天羽「うちの南雲がすまんなぁ…大丈夫か?」
『あ……いや、驚いただけなので大丈夫ですよ〜』
天羽「そうかい…んで、今日はそれを持ってきてくれたのか?」
『はい、今日は美味しいカップケーキですよ〜』
そう言いながら天羽さんに渡すと「おぉ、これは京子が喜ぶ」と言いながら受けとってくれて
そのやり取りの間も南雲さんはずーっとわたしの方を見てニコニコと笑顔を浮かべていた
天羽「そういやぁ…南雲、さっき話してた"運命の出会いの子"って言うのかこのお嬢さんなのか?」
南雲「はい!!昨日、通算55回目の女に騙された後に公園で項垂れているとこの女神が通り掛かりまして…そっと俺の手にそれは美味しいお菓子をくれたんですよ」
頬を赤らめながら照れたようにそういう南雲さんは少し可愛らしく、胸がキュンっとした
飯豊「南雲の兄貴もこいつから菓子貰ったんっすね」
南雲「…そう言えば、飯豊、お前も貰ったのか?」
飯豊「はい、ついさっきっすけどね
こいつの菓子めっちゃ美味くって速水や小峠の兄貴とよく話してるんですよ」
飯豊君はニコニコと嬉しそうに笑顔を浮かべながらそう話した
『まぁ、南雲さんと飯豊君に渡したのは試作品ですけどね…』
天羽「ほぉ、試作品か…ワシにもくれんのか?」
『えぇ!?流石に無理ですよ!!』
67人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆう - はい大丈夫です。楽しみにしてます。 (2022年12月14日 16時) (レス) @page2 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます(_ _)相良の兄貴ですね、他にもリクエストがありますので後々になってしまいますがよろしいでしょうか? (2022年11月30日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - この夢小説を読んでいると楽しいです。リクエストで相良さんを出してください! (2022年11月30日 16時) (レス) @page41 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - サクラさん» 名前変更ですか……最初は考えたんですがどうしても文字数を取ってしまうので断念してしまったんですよね…申し訳ないです (2022年8月2日 15時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 名前変換はできないんですか?とても面白いお話なのでできれば変換して読みたいです。。 (2022年8月2日 15時) (レス) id: 319352fe0b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪鈴 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時:2022年6月26日 11時