夜のしんでれら

開店前の店内 紫side ページ21

照史がオープン前から来るってことで
急いで淳ちゃんをお迎えに行った
車の中でも船を漕いでいたので寝不足かな？って感じ

そりゃ体入依頼フル出勤なんて凄いからな

なるべく今日は早めに返してあげないとな…
掃除は終わっているから淳ちゃんは照史と会わないように
先にスタッフルームへ移動してもらって
神ちゃん来るまで待ってもらって…あ！のんすけ出来るかも！

頭はフル回転していると
遠慮気味に人が入ってきて照史やと気付いた

紫「お！ごめんな！急かしてもうて！」
橙「店まだやねんな。ごめんな？早くから」
紫「気にせんでやーうちのオーナー命令やから」
橙「オーナーさんには俺からちゃんと言うから」
紫「お客さん入ったら話しにくいからVIPの方に頼むわー」
橙「そんな場所入ったことないわー」
紫「もう少しで淳ちゃんも来るから」
橙「楽しみに待ってるわー」
紫「個室やけど触ったりしたらあかんで？」
橙「せんよー。大切に愛させて貰いますー」

友達との会話を楽しみつつ
VIPルームへ案内する

橙「うわぁ！すご！え！？シャワーあるやん！」
紫「お布団まであるでー」
橙「何する部屋やねん！」
紫「え？そういうことするよ？」
橙「…使っとんのかい」
紫「望と時間作るの難しいからな」

夜中他の人は帰らせて俺らだけで楽しむ

ブーブーとスマホがなるから見てみると
のんすけからで外に届いたドリンクが重いから手伝えとの事
仕方ないと店の前に行くと
お客さんが居るやん！

「誘拐犯！」
と大きな声で俺を指さしてきた

桃「はぁ！？人の彼氏指さして何言いよるねん！」
赤「お前の彼氏が俺の友達誘拐したんや！」
紫「え！？誘拐！？」
桃「あ！そういう事！？」
紫「へ！？何が！？」
桃「はぁ…シゲにバレたら神ちゃん怒りそうやん…」
紫「ど、どないするん？」
赤「全部話せや！」
桃「ちょい待って」

そういうとどこかへ電話し始めた

紫「えっと…望の友達？」
赤「そうや！お前淳太と知り合いなんか？」
紫「あぁ！そういうことか！そう！淳ちゃんをお迎えに行ったから誘拐か！」
赤「淳ちゃん？だってわざわざ隠れて車乗らせたやろ」
紫「いや、あんまり大学前でお迎えとか目立って迷惑かな？思って」
赤「怪しいねん！淳太はどこや！」

「はい！そこまで！帰るでー」
赤「え！？流星！？」
桃「流星。あと頼んでいい？」
青「仕方ないなぁ…シゲ行くぞ」
赤「はぁ！？なんやねん！！」

その子は手を掴まれて店から出ていった

優しいオーナー 黄side→←目撃 赤side

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