53 ページ34
傷の痛みが治ったハリーは、ロンやハーマイオニーと3人だけで急いで話をしたいと言う様な表情を見せていた。
「僕達はここに留まる為に戻って来たわけじゃないんだ__」
ハリーの言葉には焦りの色が見えた。恐らく、先程感じたヴォルデモートの�狹椶雖瓩�らして、�猜�霊箱�瓩稜鵬�をハリー達が行っていることがバレてしまったのかもしれない。
「ダンブルドアは僕達3人に仕事を遺した。そしてその事を話すわけにはいかない。僕達だけにその仕事をして欲しいと考えていたんだ」
そもそもその�猜�霊箱�瓩稜鵬�という行為を行わなければヴォルデモートを倒す事が出来ないのだと知りもしない生徒達は「自分達も手伝いたい」と声を上げ続けた。ネビルもその内の1人だ__
「___Aだってそう思うだろ？」
今までリーダー格として、特にイースター前後からはネビルと2人で頑張って来たという事実から彼がそう同意を求めて来たが、Aにとってはなんとも答えにくい問い掛けだった。
ハリー、ロン、ハーマイオニーの注目を久しぶりに浴びてAはアーとかウーとか歯切れの悪い言葉しか思い浮かばなかった。
しかしその微妙な空気を打ち破るかの様に、この部屋に突然訪問者が現れた。
「伝言を受け取ったわ、ネビル！こんばんは！あたしきっと、3人がここに現れるって思ってた」
それは、クリスマス休暇に�犹犇瑤た有瓩砲茲辰豚爾錣譴討靴泙辰討い織襦璽覆肇妊�ーンだった。Aは思わずルーナに駆け寄って、力一杯彼女を抱き締めた。ルーナも嬉しそうに抱き締め返してくれた___約4ヶ月ぶりの親友の温もりだ。
ハリーは困惑した表情を尚も崩さなかった。
「君、どうしてここに？」
「___僕が呼んだんだ」
ネビルはどうやら、いつの間にかここに居ない他のメンバーにハリーが来た事を知らせた様だった。
戸惑うハリーには関係なく訪問者は次々にやって来た。
ジニー、フレッド、ジョージ、チョウ、リー・ジョーダン。かつての卒業生まで姿を現し、Aはドクドクと嫌な感覚に自分の心臓が大きく跳ねているのを感じ取った。
ハリーがヴォルデモートの心と繋がってしまってから嫌な感覚が一切拭えずずっと警鐘を鳴らしているような、変な気持ちだ。よく無い事が起こる。それはもう明確だった。
ダンブルドアの言う、�爛織ぅ潺鵐悪瓩�近付いてきたのだ。
「ハリー」
今までずっと、ハッキリと発言をしなかったAがそっと声を発すると、ハリーが驚いた様にこちらを見つめた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年10月3日 21時
