心のぐらぐら ページ32
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感情がデコボコ、ぐらぐらしてて、しんどい
眠りが穏やかやったのはでも、おそらくそれほど長い時間ではなかった。
暗闇の中に、いきなり男の人が現れて
血まみれのスーツに欠けたナイフ
ああこの人、俺があのとき斬ったひとやって
そう思った瞬間生々しい感触とにおいが
一気によみがえってくるん。
ヒトの肉を切り裂いた一瞬の感触。
鼻にこびりついた血のにおい。
息がくるしい。
もがくみたいに腕を突き出したら、
だれかに手首をガッツリと掴まれた。
白くて小さな手。
Aさんの手。
その手が、ゆらゆらと真っ黒い影に飲まれていく。
いやや、Aさん
待ってよ
なあ、俺を護ってくれるんとちゃうの？
ギラリと暗闇に光った、ゴールドのひとみ。
猛獣のようなそれが俺をまっすぐに睨みつける。
耳元で、ざわっと羽音のようなものが響き、
俺はその漆黒の翼に抱きしめられた。
いつの間にか足下にはたくさんの死体が転がっていて、しかもそれは家族とかツレとかクラスメイトとか・・・俺の周りの人ばかりで、
いや、や。なあ、
つま先に転がっとるこのきれいなグレイの目玉は、
いったい誰のものなん？
なあ、Aさん・・・
「死の深淵に帰せよ・・・わたしの、愚かな天使」
そう言う声がふるえていて
目の前の金色から
つうっと一筋の雫がこぼれ落ちた。
.
大「ッ・・・！！」
――――目が覚めて、
飛び起きたら、部屋には太陽の光が差し込んで
当たり前に夏の一日が始まっていた。
時刻は正午をまわって、昼過ぎ。
俺は汗だくで、心臓が破裂してまいそうなくらいバクバクしてて、
ふと違和感に腕を見たら点滴が施されとる。
ゆめ・・・しかも、さいあくな悪夢。
喉がカラカラに乾いて肺が痛い。
そのまま枕に倒れ込んだら、直後に部屋のドアが開いて・・・何やら機械のようなものを運んできたヤスが、俺をみるなり、あ、という顔をした。
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べに(プロフ) - megumonkeyさん» わ〜〜ありがとうございます！^^ めちゃくちゃ気まぐれになりますが更新していきますね！ (2021年9月27日 15時) (
レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - 続きか読めてとても嬉しいです‼︎ (2021年9月27日 12時) (レス) @page38 id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - 更新ありがとうございます！楽しみに待っていました！！ (2020年10月5日 18時) (レス) id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
べに(プロフ) - ココナッツさん» 戦闘シーンわりと中2クサイけど書いててめっちゃ楽しいです〜〜！！ (2020年8月1日 17時) (レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - ぬあああああああ！！！！！（言葉にならない素晴らしさ） (2020年7月25日 15時) (レス) id: 672a09a9f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べに
| 作成日時：2020年7月11日 20時
