開眼、太陽の夜叉姫 ページ25
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村「っ・・・大徳、陰陽！共闘してくれ！」
錦「あぁ〜〜〜最っ高におもろい展開やんけ！！」
「ノア様！！」
Aさんが、条件反射のように俺を護りにきて
刀を持った敵を弾き飛ばしながら
大声で横山さんを呼ぶ。
「許可を！」
横「！・・・お前、いいんか？」
刹那、背後に殺気を感じて
俺はとっさに身体をひねると
振り抜いた翡翠丸でそれを受け止めた。
ガギッ！といやな金属音――――その敵が持っていたのはマルのような長い棍棒で、遠心力を使った打撃は重く、反動でビリビリと右腕が痺れる。
大「ッ・・・」
ふとAさんの頭が
ゆっくりとうなずくのが見えて
わかった、と、
横山さんが刀で怪物の攻撃を止めながら
横「加減してやれよ」
その"許可"を出した。
直後やった。
Aさんの左目が、まるで空気中の光を吸い込んだかのようにゴールドに輝く。
夜の暗闇の中で光る獣のような、目。
.
あ、やっぱり
これまでのは見間違いじゃなかったんやと
俺は世界がスローモーションになるような感覚に包まれながら
彼女のその見慣れた背中から
ばさっと広がるように
翼のようなイビツな黒い影が飛び出して
強烈な甘い香りを振りまく瞬間を、見る
.
「やろう・・・・・"アルコ"」
天命扇の刃が、じわりと黒に染まる。
Aさんは両手のそれを、
空気ごと切り裂くように振り下ろした。
するとまるで、影とも炎ともつかへん黒いものが剣から巻き上がって・・・
周囲に居た敵を全員、まとめて吹っ飛ばす。
こんな――――魔法みたいな力。
大「・・・Aさん・・・？」
ドクン！と、
魔物と対峙したときのそれと同じ感覚が
翡翠丸を持つ手に走るのを感じて――…
男「！！・・・もしや
全員破魔の武器を持て！この女は人間じゃない！！」
男「噂ってどうい――――」
Aさんは、もはや双剣使いとは思えない威力で敵の武装した胴を薙ぎ、たった一振りで・・・
相手の身体を上下真っ二つに斬りさばき、沈み込ませた。
まるで魚を解体したかのように。
胸から上がずれ落ちる人体。
グ ロテスクな目の前の光景よりも
俺はそのいつもとはちがう彼女の姿に
目を奪われて・・・
男「ば・・・バケモノだ・・・」
.
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べに(プロフ) - megumonkeyさん» わ〜〜ありがとうございます！^^ めちゃくちゃ気まぐれになりますが更新していきますね！ (2021年9月27日 15時) (
レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - 続きか読めてとても嬉しいです‼︎ (2021年9月27日 12時) (レス) @page38 id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - 更新ありがとうございます！楽しみに待っていました！！ (2020年10月5日 18時) (レス) id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
べに(プロフ) - ココナッツさん» 戦闘シーンわりと中2クサイけど書いててめっちゃ楽しいです〜〜！！ (2020年8月1日 17時) (レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - ぬあああああああ！！！！！（言葉にならない素晴らしさ） (2020年7月25日 15時) (レス) id: 672a09a9f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べに
| 作成日時：2020年7月11日 20時
