進化途中 ページ45
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途中からは、亮ちゃんとマルも鍛錬に参加して。
その日の午後練は３人に稽古をつけてもらって
まだ甘いところや苦手なパターン、多種多様な武器を相手することをくりかえし練習した。
途中Ｔシャツを脱いでまうくらい汗だくになったけど、不思議とそこまでの疲労感はない。
錦「オマエ急に動きよくなってきたやん」
大「なんかからだ軽いねん。俺もようわからん」
錦「ま、言うてもまだまだやけどなっ」
日が長いから、空はまだあかるい。
夕暮れの風が気持ちよくて、片付けを終えたあとしばらく道場の縁側で駄弁ってた。
マルは子どもみたいに昼寝モードで、Aさんはそんなマルを膝枕しながら、気持ちよさそうに前髪を風に浮かせてる。
「大倉さんは翡翠丸と心を通わせることに成功したのです。だから翡翠丸が元々持っている力を、上手く引き出せるようになったのです」
大「心を通わす？」
「そうなのです。大倉さんと翡翠丸はいっしょにレベルアップしているのです。
このままマジメに鍛錬を重ねれば、ふたりはきっともっと仲良くなって、もっと強くなるのです」
・・・刀と仲良くって、
なんやAさん語録らしい感じやな
(もしくはヤス辺りが言いそう)
よくわからへんけど、要は使いこなせるようになってきたってことかな？
はじめはおっかなびっくりで触ってたけど、今ではまるで自分の腕の一部のように手のひらにしっくりと馴染んでいるし・・・
錦「・・・・・」
ふと亮ちゃんを見ると
何か考えこむように眉をひそめていた。
オトコマエの横顔に夕日の色が掛かる。
Aさんはそんな亮ちゃんを無言で一瞥して
ふっと細くため息をつく。
「今日ははじめて本格的に刀以外の武器を相手にしてみて、どうだったのです？」
大「えっと・・・そやな、やっぱマルみたいにリーチの長い武器はなかなか近づかれへんから防御力高いんやなあって思ったのと、
双剣に関してはまだわからん・・・速いから動きを先読みすんのがむずかしい。
拳銃で感じたけど、やっぱ剣は飛び道具にはどうしても不利なんかな？とか」
錦「・・・なるほど、なんか、素人目の意見って新鮮やな」
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べに(プロフ) - ゆうみさん» ゆうみさん、コメントありがとうございます！わああとってもうれしいです、励みになります！(；；)お話はまだまだ続くので、頑張って更新していきますね！ (2020年7月2日 1時) (
レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - とっても面白いです！シリアスなのにコメディタッチで、とっても読みやすいしとにかく物語に引き込まれました！一気に読み進めて続きが楽しみです！更新頑張ってください♪ (2020年6月30日 21時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
べに(プロフ) - ココナッツさん» わーーんめちゃくちゃうれしいですうう(；；)ありがとうございますなのです！(エルちゃん風) (2020年6月22日 21時) (レス) id: e3692f9d07 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - べにさんお疲れ様です！私個人の意見ですが、もうこれは無料で読めるアプリの域を超えているような素晴らしさなのです(エルちゃん風) (2020年6月21日 8時) (レス) id: 5d604581ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べに
| 作成日時：2020年5月22日 21時
