クリスマス ページ46
kn side
12月24日。夜。
os「Aちゃんいらっしゃーい！」
『お邪魔します…、』
食堂に入るともう既に料理は運び込まれており、
暖炉の横にはクリスマスツリーが置いてあった。
Aの隣に腰掛けて、ワイングラスを持つ。
rb「よし、ほな僭越ながらこのロボロが乾杯の音頭をとらせてもらいますー
それではみなさんグラスを高く上げていただいて…」
グラスを中央に集める。
rb「メリークリスマァス！！」
ロボロの掛け声と同時に、グラスを鳴らす。
それぞれ一口ずつワインを飲んだあと、
『あ、すいません、食事の前に渡したいものが…』
Aがそう切り出して、大きな袋を取り出した。
os「え！嘘！Aさんプレゼントくれるの！？」
rb「えぇー！ええの！？」
『大したものじゃないんですけど…』
そう言ってオスマン、ロボロに包みを渡していく。
『陛下にも、良かったら。』
kn「おぉー！ありがとう！」
なんだなんだと開けてみる。
os「えーなにこれめっちゃおしゃれなんやけどー」
rb「うわ！助かるぅー！」
オスマンにはチェック柄のブランケット、
ロボロにはクッションとアイマスク。
kn「お。マフラーかこれ。」
俺には水色のマフラー。
『オスマンさんは、書類の提出に行ったときに足が冷えると言ってらっしゃったので、
ロボロさんはずっとデスクワークだと思うので、ちょっとでも楽になればと思って、
…陛下は、そのマフラーを見た時に
初めて会ったとき着ていらっしゃった空色のマントを思い出して…』
一つ一つの贈り物に込めた気持ちをAが紡いでいく。
kn「ありがとう。大事にするわ。」
店の前で、いろいろ考えながら買い物をするAの姿が頭に浮かぶ。
そしてこのマフラーを手に取った時、俺のことを考えていたんだなんて思うと愛しく想う。
os「ありがとAちゃん！毎日使うわ」
rb「やっぱいくつになってもプレゼントって嬉しいもんやなぁ、ありがとう！」
『いえ、こちらこそいつもありがとうございます。』
我々のクリスマス史上、一番特別なクリスマスになった。
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イデア(プロフ) - めさん» な、なんだってーー！！？(((すいません初コメにテンションが上がってしまいました、ありがとうございます…！！励みになります！ (2022年8月21日 0時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
め - この作品ほんと大好きです (2022年8月21日 0時) (レス) @page47 id: b02816ae41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2022年6月19日 0時
