ため息 ページ4
kn「はぁ、」
先週渡された書類を片付けるために机に向かうこと数時間。
そろそろ集中力が切れそうだというところでオスマンが部屋に入ってきた。
os「やあシッマ。どう？間に合う？」
kn「手伝いに来てくれたんか？」
os「まさか。やって上げたいのは山々やけど、国王の仕事やからね。
それに、書類の催促のためにわざわざ顔を出したわけじゃあないんだな〜。」
なんだ？とオスマンの顔を見たが、すぐに検討がつき、
眉間に皺を寄せる。
os「お。察しが早いようで。」
何度目かわからない見合いの推薦書を受け取る。
kn「…A？どこの令嬢や？家名がないみたいやけど」
os「この子は貴族じゃないんだ。
エミさんが作った国立学園の首席の子でシッマとの婚約を希望してる。」
kn「国立学園…、これまたなんで。」
os「それは俺もびっくりしたんやけどな、
グルッぺンがずっと前に君らの結婚について学園で話してたんやって。
各分野で好成績を残した子に花嫁候補として立候補する資格を与える。ってね」
エミさんが作った国立学園は、学びを求める国民を身分問わず入学を認めており、
学べる学問は溢れるほどある国内最高峰の学園だ。
os「シッマみたいにみんなが婚約者を決めかねるのを見越してなんやろなぁ…
ほーんま、あいつは恐ろしいめう」
kn「他の奴らも決めかねとんのかw」
os「各地を回ってるゾムによれば、みんなシッマと同じく全然乗り気じゃないみたいやで。
で、お見合いの日程なんやけど、相手がこちらに合わせるって。どうする？」
kn「あー、適当に決めといてくれ」
os「了解。」
まぁなんにせよ、面倒なことには変わらない。
オスマンが部屋を出ていってから、またため息を吐きながらペンを走らせた。
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イデア(プロフ) - めさん» な、なんだってーー！！？(((すいません初コメにテンションが上がってしまいました、ありがとうございます…！！励みになります！ (2022年8月21日 0時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
め - この作品ほんと大好きです (2022年8月21日 0時) (レス) @page47 id: b02816ae41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2022年6月19日 0時
