支度 ページ16
me side
招待状の話を聞いてから数日後。
隣国のS国で開催されるパーティーへと出かける日がやってきた。
私の部屋ではバタバタと忙しなく支度が進められる。
我々国から1番近い隣国、と言っても片道10時間以上かかる。
パーティーが始まるのは明日の18時から。
その1時間前には着いておくために、朝の5時頃には出発しなければならない。
前日入りやもっと時間に余裕を持って出た方がきっと良いんだろうけど、
あまり乗り気ではない陛下のことを考えると、
無駄に私と二人の時間を増やすのもあまり良くないような気がした。
今回のパーティーは、私と陛下の二人だけで参加する。
もちろん騎手含め数人の使用人も同行はしてくれるが、
オスマンさんは仕事の関係で残るそうだ。
ロボロさんも仕事内容的にここを離れる訳にはいかない。
だから、私と陛下二人だけ。
「A様、一通り支度は終わりましたので私達は失礼しますね。」
『はい。ありがとうございました。』
「どうぞごゆっくりおやすみください」
使用人たちが部屋から出ていく。
初めての、社交界。
学園時代に貴族の令嬢たちが楽しそうに話していたのをよく覚えている。
陛下の、国の恥にならぬよう、胸を張っていこう。
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イデア(プロフ) - めさん» な、なんだってーー！！？(((すいません初コメにテンションが上がってしまいました、ありがとうございます…！！励みになります！ (2022年8月21日 0時) (
レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
め - この作品ほんと大好きです (2022年8月21日 0時) (レス) @page47 id: b02816ae41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2022年6月19日 0時
