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〜JUNの場合〜
練習室はいつも汗で滑りやすい。
みんなが練習するから仕方ないし、それは頑張ってる
証拠だから特に気に留めていないんだけど。
たまに、ほんとにたま〜にだけどね。
どれだけ気を付けても、ツルッといっちゃう時がある。
それが今回、俺に当たってしまったらしい。
「うわっ、！」
「ヒョン？！」
練習室の外に出てミンハオと飲み物を買いに行っていた
んだけど、やっぱり同じ国の人との会話は安心するし
楽しいからついつい他の事が頭から抜けちゃうんだ。
だから練習室に入った時に、滑りやすい事をすっかり
忘れてて、思いきり滑った。
思いっきり、ツルッと。
しかも目の前にヌナがいて、びっくりした顔でこっちを
見てたんだ。
あぁどうしようごめんヌナ、ヌナも巻き添えにしちゃう。
後ですぐ謝らなきゃ、とか考えていたけど想像していた
衝突はやって来ず、代わりに抱き留められる感覚がした。
『おっ...と。
大丈夫、ジュナ？』
「え...？」
え、何が起きたか理解できてないの俺だけ？
そう思って少し後ろにいるミンハオの顔を見ると、同じ
ように頭に？が浮かんでいるようだった。
揃いも揃って宇宙猫よろしく思考が停止している。
『足は捻ってない？少しでも痛く感じたらすぐ言って。
滑りやすいから気をつけなよ』
流れるように俺を立たせながら、足を気遣って心配の
声を掛けてくれるヌナ。
男前すぎる...！！！
「え、好き...」
『はい？』
「ヒョン？！」
なんて事言うの！！ってミンハオに引き剥がされる。
いやだって、今まで特別ヌナと接点なかったけどさ？
これは惚れるしかなくない？
好きって言うよりは、ただただ強い憧れ。
「俺ヌナに一生ついていく...！！」
『ジュナどうしちゃったの...？』
「ごめんねヌナ、僕にもよく分からない」
「弟子にしてAヌナ！！」
『何の？！』
それ以降、俺はヌナに引っ付くようになった。
そしてまた別の日に。
「ヌナ入るよー？...って、何してるの」
『雨降ってて外走れないから、代わりに筋トレ。
...てか待ってごめん、普通にお腹丸見えだった』
「いや、全然大丈夫だけど...」
正直に言います。全然大丈夫じゃない。
女の子だから華奢で細い体を想像していたけど、結構
鍛えられていた。
流石にゴリマッチョではないけども。
...やっぱりかっこいい。
「ヌナについてくって決めて大正解」
『だからそれ何？』
いつまでも、俺の憧れ。
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瑠璃(プロフ) - 初めまして。初めてコメントさせていただきます。サンちゃんとっても可愛いです！どうか御身体に御気をつけてお過ごし下さい。 (2023年1月17日 23時) (
レス) @page25 id: 30f660a3ce (このIDを非表示/違反報告)
めいびー(プロフ) - Aさん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです😭💞 (2022年10月11日 21時) (レス) id: 68e225a801 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - とても好きなお話なのでこれから楽しみにしてます🥺！ (2022年10月11日 12時) (レス) id: 373120d77d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいびー | 作成日時：2022年10月10日 0時
