四十話、いつかきっと ページ41
僕らの静かな沈黙を先に破ったのは、
Aさん。
「……ごめんね…?
……えっと、じゃぁ……」
コビー「…えっ、あっはい…」
そして、少し駆け足でAさんが僕の横を通ろうとする。
その時、Aさんの目には
涙が溜まっていた。
僕はそれに気づいた瞬間。
通り過ぎようとするAさんの腕をつかんでいた。
「…な、何……?」
僕がつかんだ瞬間、涙をぐっと拭った。
そして、貼り付けたような笑顔を僕に向ける。
何でこんな顔をさせてるんですか…
スモーカーさん…!
僕はぐっと拳を握りしめた、
コビー「…あっ、あの……。
……また、何かあったら…
相談乗りますから…!」
いろいろ考えた結果、この答えしか出てこなかった。
僕は所詮相談相手だから。
でも、そんな役でもAさんのそばにいられるなら
それでもかまわない。
「…うんっ」
今度の笑顔は綺麗な笑顔だった。
しかし、どこか辛さが残っていた。
でも、いつか僕が満面の笑みをさせて見せる。
スモーカーさんじゃなく…僕がっ…
・
そして、Aさんは会議室を出て行った。
僕は一人窓から外を眺めた。
「綺麗だなぁ…」
空が、夕焼け色に染まっていた。
その夕焼け色が、海に映って
海と空がどっちも夕焼け色で、
言葉に表せない何かがこみ上げてきた。
僕は、空を見ながらAさんを思い出した。
『………スモーカーさんがね……。
Gー5に行くんだって……。』
その言葉を聞いた時、心が飛び跳ねた。
_______嬉しい
そう思った。
こんな気持ち、Aさんには絶対に言えないけど…。
でも、もう少ししたら僕にもチャンスがあるかもしれない。
そう思うと、どんどん笑顔になっていった。
コビー「……いつか、僕のものにしますから……
Aさん」
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ちゃんこ鍋8号(プロフ) - 35kgとか昔流行ったヒドインかよ (2019年1月31日 20時) (
レス) id: d372c1ea53 (このIDを非表示/違反報告)
ニルバーナ - 身長159�僂蚤僚�35�圓呂気垢�に痩せすぎ (2018年10月27日 23時) (レス) id: 4ccc04c8ab (このIDを非表示/違反報告)
ありりん1日頑張ります - 今日もドンペリさんのお話みて (2014年3月28日 7時) (レス) id: a85be43c48 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - めっちゃ面白いです!!この話を見て泣きました スモーカーさん大好きです これからも頑張ってください！！応援してます (2013年8月27日 4時) (レス) id: 2f65761ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドンペリ | 作成日時：2013年2月20日 7時
