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04 二面性上司を赤面させたい ページ4

リシさんに終わった仕事を渡しに来た午後7時。

みんな帰ってしまったその時間帯に、私は彼の顔をじっと見つめ、それはもう数十秒かけて眺め、うーんと首を捻った。


「…今日はなに?」


呆れ顔で言う彼はもう半分素が出てる気がする。

返答に私の扱いへの慣れを感じるよね。さすがリシさん順応性が高い。絶対リシさんの中での私アホポジションだな。

私は手元のペンをくるりと一回転させ、彼に言った。


「そういえば私リシさんの照れたとこ見たことないなーって思いまして」

「また随分急だね」

「いや、あるんですけどね?褒められて照れてるとことか。でもなんか嘘くさかったし」

「僕はいま喧嘩を売られてるのかな?」

「だからどうやったらリシさんのこと赤面させてやれるかなーって仕事中に考えてたんですよ」

「切実にまじめに仕事をしてくれ」


いや、だって見たくない?犯人確保の時にやべえ顔してたリシさんの照れ顔だよ?赤くなったリシさん見てみたいじゃん?

でも正攻法でいくと絶対照れてくれないのだ。

なんでわかるってこれは経験。リシさんは実は私よりも1枚も2枚も上手なのだ。これは開眼させようと奮闘した時に身をもって実感済み。

ちょっと褒めたくらいじゃ適当に流されるか嘘くさい照れ顔を見せられるかの二択である。それでは意味がない。


「あ、リシさん私いまチーク持ってますよ」

「まさか塗れと?」

「リシさん女装したら面白そうだなぁ、ちょっとカラコン入れてみません?」

「絶対やだ」

「うわ出た、ケチ・ラマナサン」

「上司を呼び捨てにしない」

「ケチの方は認めるんですね?」


リシさんきっとメイド服とか似合うよ。今度買ってこようかな。話がズレた。なんだっけ、そうだリシさんの赤面の話だ。

えーと、えーと、顔が赤くなる他の要因は…


「あ!お酒飲めば赤くなるんじゃないですか!?」

「逆に聞くけど化粧とかお酒で赤くなったら満足なの?」

「リシさん今夜飲みに行きましょうか!」

「君は本当に人の話を聞かないね」

「リシさんってそんなにお酒強くなさそうだし!」

「多分君よりかは強いと思うけど」


彼は言いながら、書類を纏めてデスクを片付け始める。

リシさんももう帰るらしい。それなら下までは一緒に降りようと私も鞄を持った。

二人でエレベータに乗りながらも話はまだ続く。

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設定キーワード:名探偵コナン , 紺青の拳 , リシ・ラマナサン   
作品ジャンル:恋愛
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Mizuna(プロフ) - リシさんかっこいいですね。早く続きが読みたいです(笑) (9月10日 0時) (レス) id: df9e804b97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:立夏 | 作成日時:2019年7月7日 21時

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