占いツクール
検索窓
今日:7 hit、昨日:796 hit、合計:411,295 hit

06 ページ7

「こら!邪魔しちゃダメでしょコナンくん!」

「ら、蘭姉ちゃん!!」


振り返ればそこには蘭。

他のお客さんに迷惑をかけていると思われたのだろうか。腰に手を当てて頬をふくらませている。

そして蘭は、小日向の方へ顔を上げ、一瞬停止してからぱちくりと目を瞬かせた。


「あれ?小日向さん?」


話したこともないクラスメイト相手に言葉に迷ったのか、小日向は口を開いたが結局何も言わず気まずそうに目を逸らす。

そんな彼女を気にせず、蘭はパフェの横に広げられた教科書に目をやった。


「あ、数学!今回の範囲難しいよね!」

『え?』

「え?」

『あ、うん…?そうだね…?』


小日向はぎこちない笑顔で曖昧に頷く。

こいつ絶対どこか難しいんだって思ってるだろ…

けど、小日向が俺以外のクラスメイトと喋っているのは初めて見る気がする。いつも1人でいるし。


なんていうか、敵視していた俺は別として、同い年と喋るのは苦手なのかもしれない。

今まで友達いなかったのかな、とあまりにも失礼なことを考える。

すると、小日向が俺に視線を投げながら蘭に言った。


『毛利さん、その子って毛利さんの弟?』

「コナンくん?違う違う!わけあって預かってるの!」

『それっていつから?』

「へ?」


小日向が綺麗な瞳を細める。

その奥に尖ったなにかに、嫌な予感が身体中を駆け巡った。

まさかこいつ…!なにか勘づいてるんじゃ…!

そう考えた瞬間、彼女は俺に目をやって言った。


『…工藤が学校来なくなったあたりから?』

「あ、うん!それくらいだったよ」


ドクンと心臓が跳ねた。

へぇ、という声と共にどこかで見たことのある冷たさを含んだ視線が俺を射抜く。

背筋を冷や汗が伝った。

まずい。絶対バレかけてる。江戸川コナンが工藤新一だと疑ってる。

ダメだ、小日向は安室さんと繋がってる可能性もある。バレるのだけは避けたい…!


「Aお姉さ───っ」


しかし、なにか言おうと彼女の名前を口にした時だった。

言葉の続きは突然耳をつんざいた悲鳴により掻き消された。

07→←05



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (430 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1257人がお気に入り
設定キーワード:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カルビ(プロフ) - はい!降谷さん格好よく書けてます!!大好きです!!良かったらボードで話しませんか?降谷さん語りましょう!! (4月8日 16時) (レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
立夏(プロフ) - 1さん» ありがとうございますー!続編でも頑張りますね!よろしくお願いします! (4月5日 21時) (レス) id: 4a977019e9 (このIDを非表示/違反報告)
1 - すっっっっっごいきゅんきゅんします!毎日楽しみにしてます。応援してます! (4月5日 6時) (レス) id: 1e43368747 (このIDを非表示/違反報告)
立夏(プロフ) - 泉夜 綴禮@tudureさん» わ〜!神作だなんてありがとうございます!!評価まで押して頂けてとっても嬉しいです!これからも精進できるよう頑張りますね!! (4月4日 20時) (レス) id: 4a977019e9 (このIDを非表示/違反報告)
泉夜 綴禮@tudure - これは神作ですね!一番右の星不回避です('-' (4月4日 19時) (レス) id: 4933786ec3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:立夏 | 作成日時:2019年3月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。