初めての･･･【追記あり】 ページ8
.
｢⋯⋯ごめん。⋯⋯これ消そか｣
｢そ、そうだね⋯⋯｣
目の前のリモコンに手を伸ばした時
横から伸びてきたともくんの手と私の手が重なった。
反射的に隣にいる彼を見れば視線が交わる。
｢⋯⋯⋯⋯っ｣
どこか熱の篭った視線から目が逸らせなくて
ゆっくりと近づいてくるともくんの顔に、私はそっと目を閉じた。
｢⋯⋯⋯⋯んっ｣
｢っ、⋯⋯｣
段々と深くなっていくキス。
まだ慣れていない私はただ受け入れることしか出来ない。
でも、もっとして欲しい。
⋯⋯ぎゅっと、ともくんの服の袖を握った、時
｢⋯⋯っ、ごめん。⋯⋯がっつき過ぎた｣
ともくんはそう言って、私から距離を取った。
それが寂しくて、私はもう一度ともくんの服を握った。
｢⋯⋯ともくん｣
｢ん？｣
｢もっと⋯⋯キスしてほしい｣
｢え⋯⋯？｣
ともくんの驚いた声。
すごく恥ずかしいけど、意を決して私はともくんの顔を見た。
｢もっと、ともくんに触れたいから｣
｢⋯⋯⋯⋯っ｣
私の言葉に一瞬目を見開いたともくんだけど
今度は真剣な表情になって、私の頬にともくんの大きな手が重なった。
｢⋯⋯それ⋯⋯意味分かって言ってる？｣
｢⋯⋯うん｣
私だって、もう20歳だ。
その意味も、覚悟も⋯⋯ちゃんと分かっているし出来ている。
もっと、ともくんに近づきたい、触れたいって心の底から思ってる。
｢⋯⋯ベッド行こっか｣
｢⋯⋯うん｣
そして私を軽々と抱き上げると、寝室に向かったともくん。
そのままベッドの上に優しく寝かせると私の瞳をじっと見つめた。
｢⋯⋯怖かったり、嫌やって思ったらすぐに言ってな｣
｢うん⋯⋯｣
優しく唇が重なり、私はそのままともくんの熱を受け入れた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1150人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亜由 - ジャニーズ WESTのTikTok LIVEでは皆色々話しててコメントとを見たら主夢から見たメンバーの印象は？ってコメントに書いてあって答えるお話が読みたいです。 (6月7日 3時) (
レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 朝日を見に行こうではサービスエリアの中で何を食べるか神ちゃんと主夢が一緒に探してるお話が読みたいです。 (6月7日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - ジャニーズWESTのTik Tok LIVEのお話 (6月6日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 朝日を見に行こうのお話 (6月4日 2時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - お話し素敵でした。また、楽しみにしてます。 (5月28日 20時) (レス) @page19 id: d693f850cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なっちゃん
| 作成日時：2022年11月30日 2時
