○11 side高木 ページ12
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｢それで警視庁に何か用事？もしかして何か⋯｣
｢あ、いえ。今日は陣平くんの忘れ物を届けに｣
そう言うとAさんは紺色の紙袋を前に差し出した。
｢陣平くん、今朝持っていくの忘れちゃったみたいで。
今、陣平くんは⋯｣
｢ああ、確か今は萩原くんとパトロールに⋯って
ちょうどいいタイミングで帰ってきたみたいね｣
佐藤さんがそう言って笑った先には
松田さんと松田さんの同期の萩原さんの姿。
｢A？｣
松田さんは目の前のAさんの姿に目を見開いて驚いている。
｢どうしたんだよ、こんなところで｣
｢お弁当届けに来たの。
陣平くん、今朝忘れていったでしょ｣
｢ああ⋯悪い。今朝はバタバタしてたから｣
｢はい｣
申し訳なさそうに眉を下げる松田さんに
優しく微笑み紙袋を渡すAさん。
松田さんはそれを受け取ると｢ありがとう｣と言って
優しい笑顔を浮かべた。
｢悪かったな、せっかくの休日だったのに｣
｢ううん。特に用事もなかったし大丈夫だよ。
お仕事頑張ってね｣
｢ああ。サンキュ｣
⋯なんか、こんな松田さん初めて見たかもしれないな。
どこか怖くて、近寄り難い印象だったけど
彼女にはこんな表情を見せるんだ⋯。
｢じゃあ、私はこれで⋯｣
｢ああ、待て。家まで送ってく｣
｢え？けど、仕事が⋯｣
｢これから休憩だから問題ねぇよ。じゃあ萩、すぐ戻るから｣
｢はいはい。りょうかーい｣
手を繋いで仲睦まじく去っていく二人を
手を振って見送る萩原さん。
⋯え、なにこれ。
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なっちゃん(プロフ) - えぬさん» ご理解頂きありがとうございます。了解しました！ (2022年6月13日 1時) (
レス) id: a0715574dc (このIDを非表示/違反報告)
えぬ(プロフ) - なっちゃんさん» でもあらすじの松田刑事を松田陣平にするのだけお願いしたいです、！ (2022年6月13日 1時) (レス) id: 619e2b7b7b (このIDを非表示/違反報告)
えぬ(プロフ) - なっちゃんさん» 了解です！変えれる所で全然大丈夫なので！めちゃめちゃ好きな感じなのでこれからも頑張ってくださいっ！！ (2022年6月13日 1時) (レス) id: 619e2b7b7b (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - えぬさん» 申し訳ございませんがご理解いただけると恐縮です (2022年6月13日 1時) (レス) id: a0715574dc (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - えぬさん» えぬさん申し訳ございませんが作品のタイトルは作者自身が気に入っているところもあり変更するつもりはございません。リクエストも可能な部分は変更しますが作品を書いている側としては譲れない部分もありますので全てのリクエストにお答えすることはできません。 (2022年6月13日 1時) (レス) id: a0715574dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スズラン
| 作成日時：2022年4月26日 22時
