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＊*54 side廉 ページ5
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学校に着き、Aを教室まで送る。
その後、自分の教室まで向かった。
｢おっはよー！｣
入るやいなや
後ろから飛びついてきたうるさい声。
···うざい。
｢何で学校来てんの？風邪なんやろ？帰れよ｣
｢何だよ冷めてーな！もう治ったし！
大丈夫だったか？くらい言えねーのかよお前は！！｣
岸優太。
うるさい声の張本人で腐れ縁のクラスメイト。
昨日まで風邪で欠席していて
静かに過ごせていたというのに。
復活してしまったか。
｢って、んなことはどうでもいいんだった！
お前どういうことだよ！！
姫と付き合ってるって！！｣
どうやらその噂は学校中に広まっているらしい。
｢お前には関係ない｣
｢何でだよぉおお！！親友だろ！！
言ってくれてもいいじゃねぇかぁああ！！｣
｢うるさい。黙れ｣
｢いーや！俺は黙らねぇ！！
どうやってあの姫を落としたの！！
何で！！いつからだよぉおお！！｣
｢うるさい。消えろ｣
｢お前、姫の話題になっても食いつかなかったくせに
影でコソコソと···俺なんて話したこともねーのに
···これは裏切りだ！！！｣
｢·························｣
｢無視かよ！！｣
あー、ほんまうるさい。
黙れんのかな、こいつは。
本当にうるさくて目障りで、無視して席に着く。
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2020年7月25日 0時
