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放課後になるとすぐに廉くんが迎えに来てくれた。
怒っていたから今日は別々かも···
なんて考えてたのですごく嬉しかった。
｢A、帰ろ｣
｢うんっ···！｣
よかったっ···いつもの廉くんだ···！
いつもの···
｢廉くん、今日何食べたい？｣
｢···何でもいい｣
いつも、の···
｢廉くん···？｣
｢···············｣
｢廉くんっ···！｣
｢···ん？どうした？｣
······違う。
やっぱり···怒ってる？
どこか上の空で、いつもなら他愛もない話をするのに
今日は無言で電車に乗る。
買い物をしているときも
帰り道はずっと廉くんは一言も話さなかった。
···············。
家に着いて
廉くんはスタスタと1人リビングに行ってしまう。
｢A、俺先風呂入るわ···｣
｢·············｣
｢···A？｣
目からポロポロと雫が溢れる。
｢···っ、A？どうしたっ···！｣
｢廉、くんっ···ごめん、なさいっ···｣
もう耐えられなかった。
｢は？何が···｢廉くん怒ってるよね？私が、今日は
いっぱい心配かけちゃった、から···ごめん、な
さいっ···｣
廉くんに嫌われてしまったかもしれない。
そう思うと胸が張り裂けそうなほど痛かった。
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2020年7月25日 0時
