明智くんの彼女3【俺スカ】 (ページ20)

今日:15 hit、昨日:25 hit、合計:402,461 hit

エレベーターページ20

.

秀一side

無事肝試し大会を終えた俺達はホテルへと戻ってきた。

｢結構怖かったよねー｣

｢俺は全然平気だったけどな！｣

｢はぁ～？あんた泣いてたじゃん！｣

｢マジで！？牛久保ダッセー｣

‥‥何か、肝試し大会のおかげかクラスの男女の仲が前より良くなった気がするな‥‥。

原田｢じゃあみんな消灯時間の11時にはちゃんと寝るのよ。明日は8時半にここに集合だから忘れないように｣

｢｢｢はーい｣｣｣

原田｢じゃあおつかレインボー｣

ホテルのラウンジでのぶおと田中先生と別れて、エレベーターに乗り各自、自分の泊まる部屋へと戻って行く。

川崎｢じゃあ私達はこれで！また明日ね｣

東条｢おう｣

女子とは階が違うから、Aとはここでお別れ。

もう時間も遅いし、部屋に遊びに行くことは難しいしな‥‥。

少し寂しい気持ちになりながらも、隣を見れば俺と同じ気持ちなのか眉を下げて悲しそうな表情を浮かべるAと目が合った。

｢‥‥秀くん｣

『寂しいけど、また明日な？また部屋に着いたら電話するから』

｢‥‥うん｣

そう言って頭を優しく撫でたけど、Aはどこか浮かない表情を浮かべていた。

川崎｢‥‥A、そろそろ行こ？｣

｢‥‥うん、またね秀くん｣

ここでずっとこうしている訳にもいかず、Aは同じ部屋である川崎に連れられてエレベーターを降りていった。