検索窓
今日:1 hit、昨日:14 hit、合計:402,368 hit

ペア ページ16

.

秀一side


斎藤 「では今から一緒に回るペアを決めてくださーい!男女1人ずつですよー!!」



この肝試し大会の幹事である1組の斎藤の声で始まったペア決め。



好きな人に積極的に声をかけているヤツもいれば、中々ペアが決まらず困っているヤツも。



まぁ俺はもう決まってるから、何の問題も‥‥






「‥‥俺さ、頑張ってAさん誘ってみようかな」


「え、それって3組の?」


「やめとけって!Aちゃん明智と付き合ってるんだぜ?絶対無理だって!!」





‥‥あったな。



Aが他のクラスの男子にも人気があるってことは知ってたけど、ここまでとは‥‥。




まぁ、絶対に譲らないけど。






「‥‥俺、行ってくる‥‥!!」


「は?ちょっ、‥‥おい!」




そして決心したのか、暗い夜でも分かるくらい顔を真っ赤にして俺達の元へとやってきた1人の男子。




へぇー、いい度胸してるじゃん。





「Aさん!」



「へっ?」


『‥‥‥』




「あ、あの!肝試しのペア俺と組んでください!!」




そう言うと、そのままガバッと頭を下げたそいつ。



Aを見れば、いきなりのことに状況が飲み込めないのかぽかんとしていた。





「えっと、あの‥‥『悪いけどさ』


「‥‥っ、明智」



『Aのペアはもう俺って決まってるから、他当たってくれる?』




男を軽く睨みながらそう言うと、俺はAの腰に手を回してグイッと引き寄せた。



彼女を他の男と組ませるわけねぇじゃん。




「‥‥秀くん」


「川崎達のところ行こっか」




もうこれ以上、この男の近くにAをいさせたくなくて俺はAの手を引いて東条達のいる方へと向かった。

幼馴染→←恋愛成就の絵馬



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (362 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2251人がお気に入り
設定タグ:俺スカ , 明智秀一 , 永瀬廉
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なっちゃん | 作成日時:2019年7月5日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。