明智くんの彼女3【俺スカ】 (ページ13)

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嫌な予感ページ13

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秀一side

東条｢あ、川崎に頼まれたやつ売り切れだ｣

東条達と海の家でかき氷などを頼んでいるとき、Aと一緒にビーチで待っている川崎がリクエストがしたものが売り切れていて、代わりのものを聞くために川崎に電話をした東条。

俺の横で電話していたからある程度何を話しているか聞こえていたけど、電話越しの川崎の周りが妙に静かで違和感を覚えた。

あんなに人が沢山いてうるさいほど賑わってたビーチなのに、何でこんな静かなわけ？

『東条、ちょっと貸して』

東条｢えっ、あぁ｣

何だか嫌な予感がして俺は少し強引に東条からスマホを奪い取り、耳に当てた。

『なぁ、川崎』

(結衣：｢え、明智？どうしたの？｣)

『今、お前どこにいる？』

(結衣：｢どこって‥‥トイレの近くだけど？周りがうるさいから電話聞き取れないと思って｣)

『Aは？』

(結衣：｢Aにパラソルの下で待っててもらってる｣)

‥‥マジかよ。

『悪い。俺ビーチ戻るわ』

東条｢えっ、明智！？｣

川崎の言葉に一気に不安になった俺は、東条にスマホを返すとそのまま走ってビーチに向かった。

たかが数分とはいえ、あんな可愛い子が一人でいたら絶対声かけられるに決まってる。

どうか大丈夫であって欲しいと思いながらも、やっぱり不安で仕方なかった。

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｢‥‥いやっ｣

嫌な予感的中。

ビーチに着いた途端、二人の男に囲まれて震えているAを見つけた。

しかも一人はAの手首掴んでるし。

‥‥汚い手でAに触るんじゃねぇよ。

『なぁ、何してんの？』

そして俺はイライラしながら男達に声をかけた。