可愛い彼女 ページ16
秀一side
｢おい、見ろよ！あの子めっちゃ可愛くない？｣
｢マジでヤバ。あんな可愛い子いるんだな｣
｢色白｣
はぁー、最悪。
ショッピングモールに着いた途端にこれ。
男がみんな隣にいるAを見てはヒソヒソ噂している。
Aは俺のだし。
独占欲が心を支配して、俺は繋いでいる手の力を強めた。
そして男どもに圧力を掛ける。
｢でも隣にいるの彼氏でしょ？手繋いでるし｣
｢マジか‥‥。でもあんなに可愛かったら彼氏いない方がおかしいよな｣
やっと俺の存在に気づいたのか、ガッカリと肩を落とす男ども。
‥‥てかこれ、絶対にAを一人にしたらダメなパターンだよな。
一人になったとたんナンパの嵐だよ？
トイレに行くときとか気をつけないとな‥‥。
そう心に決めた。
なのに‥‥
｢‥‥ごめん、俺ちょっとトイレ行ってくるわ。Aは大丈夫か？｣
俺のバカ。
なんでこう早くから‥‥。
｢あ、私は大丈夫だよ。前で待ってるね｣
‥‥え。
俺の思いも虚しくあっさりと断られてしまった。
｢いや、でも一応行っといたらいいんじゃない？｣
｢本当に大丈夫だよ？私は映画始まる前に行くから｣
女の子にこれ以上トイレに進めるのはあれだと思い、もう何も言えない。
｢‥‥分かった。すぐ戻ってくるからここにおってな｣
男子なんて女の子と違ってトイレなんて短いし、ダッシュで行けば大丈夫か。
俺はAの頭を優しく撫でると、男子トイレへと入った。
そして3分もしないうちに、トイレを出る。
これくらいなら大丈夫だろうけど、一応早足でAの元へと向かう。
すると‥‥
｢‥‥や、やめて‥ください｣
A‥‥！
目の前には男に腕を掴まれて、小さく震えているAがいた。
｢えー、いいじゃん！一緒に遊ぼーよ｣
｢君みたいな可愛い子、そうそういないからさー｣
Aが嫌がっているのにも関わらず、しつこい男達に腹が立つ。
｢おい｣
俺のAに触ってんじゃねえよ。
そんなことを思いながら俺は男の肩を掴んだ。
｢あぁ？何だよお前｣
｢関係ないヤツは引っ込んでろ｣
｢関係なくない。俺はこの子の彼氏やから｣
俺はそう言ってAの腕を引いて、そのままぎゅっと抱きしめた。
｢これでも彼氏に見えん？｣
｢‥‥チッ、彼氏がいるなら早く言えよ｣
｢何かシラケたわ。‥‥行こうぜ｣
俺が睨みつけると俺達は去っていった。
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あーちゃん(プロフ) - maiさん» maiさんありがとうございます！すごくすごく嬉しいです！頑張ります！ (2019年6月9日 20時) (
レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
mai - 日曜５時‥私も学生なのですが、先週も部活で４時半でした(T^T) 早朝ってキツいですよね!! 頑張って下さい!!長文失礼しましたm(_ _)m (2019年6月9日 0時) (レス) id: 0c4da5f577 (このIDを非表示/違反報告)
mai - 夜遅くにすいません、初めまして！リクエストではないですが、感想を！私も俺スカを見てて、明智くん(キンプリ）のファンです！だからいつもドキドキしながら見させていただいてます!!更新大変だと思いますが、ゆっくりでいいので頑張って下さい!! (2019年6月9日 0時) (レス) id: 0c4da5f577 (このIDを非表示/違反報告)
rino(プロフ) - 楽しみにしてます！ (2019年6月9日 0時) (レス) id: 7ddea80588 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - rinoさん» いつもありがとうございます！了解しました！ (2019年6月9日 0時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2019年6月2日 20時
