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lesson 11 ページ12

家庭教師零ちゃん先生のおかげでテストも無事終わり、昨日は終業式だった。

ということで今日から夏休み。

そして零ちゃんと約束した花火大会の日だ。


今は約束の時間の一時間前。

私の部屋には零ちゃんではなく、2人の友達が来ていた。

花火大会に誘ってくれたが、零ちゃんとの先約があると言って断った子達だ。

それなのに急に私の家を訪ねてきた2人に、私は首を傾げて尋ねる。



『なっちゃんもちーちゃんもどうしたの?
花火大会は零ちゃんと行くんだけど…』


ボーイッシュでかっこいいなっちゃん。

オシャレでかわいいちーちゃん。

2人は私の問に顔を見合わせ、笑って答えた。



「だってA、どうせメイクもなにもせずそのまま行く気だろ」

「そうそう、せっかくデートならおしゃれしなくちゃね?」

『うぇ…ゆ、浴衣なら着るつもりだけど…』


着てこいって零ちゃんに言われたのだ。

それなら零ちゃんも着てきてねと伝えたので彼も着てくるはずだ。

しかしメイクやらなんやらについては全くもってその通りだ。



『ていうかメイクなんて持ってないししたことないよ』

「そんなことだろうと思って来たのよ」

「着付けも全部やってやるから」


言いながらちーちゃんがメイク道具を取り出し、なっちゃんが置いてあった青い浴衣を手に取る。

なんて頼りになる友人達だろうか。

私は感激してギューッと2人に抱きついた。



『なっちゃーん!ちーちゃーん!ありがとう〜!』

「いいのよ、あのパーフェクトイケメンフェイスが崩れるとこが見たいだけだから」

「あいつAが絡むと面白いことになるからな」

『え?零ちゃんのこと?』

「ふふふー、可愛くなってびっくりさせてやろうね〜」



2人は満面の笑みでてきぱきと作業を続けていく。

よくわからないけど楽しそうだからいっか、と大人しくされるがままになった。

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
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ふゆーれい(プロフ) - に、ニヤニヤが全くとまりませんでした…。あと隣の子から預かってた手紙を零に渡す所が何か辛かった()面白かったです!今更ですが、完結おめでとうございます! (2022年7月25日 22時) (レス) @page42 id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
はろーきてぃ様。 - めっちゃ面白かったです!!さいこおお!がんばれえええ! (2022年5月27日 23時) (レス) @page42 id: 278a10c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 告白しようとした美少女の性格が好きすぎる…めっちゃカッコいいから振られたとしても堂々としてそうだなぁ (2021年4月17日 13時) (レス) id: 6e0ab3a00d (このIDを非表示/違反報告)
mami - 完結お疲れ様です!凄く面白かったです! (2019年8月5日 5時) (レス) id: 3ba7cafabb (このIDを非表示/違反報告)
盛りそば。 - なにこれ……萌しかないじゃないですか…尊死(( (2019年7月21日 15時) (レス) id: 2b295a992e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:立夏 | 作成日時:2018年6月15日 21時

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