カフェのおうじさま�� ページ37
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JINside
頭を起こして
座り直したウソク君がポツリと語り出す。
「ボクさ、オンマが僕の為に無理してるんじゃって
悩んでる時があってね。
このお店にいるときにAヌナに
相談したことがあったんだ。
その時にね、なら今ヌナに話したことを
オンマに言えばいいよって。
こんなこと言ったら余計心配かけちゃうんじゃって思ってたのに、オンマに言ったら
すごく喜んでくれてボクも凄く嬉しかったんだ。」
思い出したのか笑顔になるウソク君。
「ヌナがボクの事を幸せにしてくれたから、
ヌナの事も幸せにしたい思った。
...でも、さっきみててヌナはもう
ヒョンといて幸せなんだってわかった。」
ボクが幸せに出来ないのは悲しいけど
と子供とは思えない大人びた表情で笑うと
「今はヒョンを信じてあきらめる。
…だからちゃんとヌナを幸せにしてあげてね。
でもボクが大人になった時ヌナを不幸にしてたら
ボクが奪っちゃうからね！！」
とニッコリと笑われる。
「！！わかった！その時はうけてたつよ！
ぜーーったい！不幸になんてさせてないけどね！」
二人で笑いあって親指を立てる。
気づくと閉店間際。
お客さんは僕達しかいない店内で
ウソク君とまたAの話をしていると
「ウソク〜」
「あ！オンマ！」
ウソク君のお母さんが迎えに来て
カフェのテイクアウトのケーキを買って
ウソク君と帰っていく。
ドアまでAと一緒に見送りに行くと
「じゃあまたねー、ソクジニヒョン、Aヌナ〜」
と明るく手を振って帰っていくウソク君に
僕も彼が見えなくなるまで大きく手を振り続ける。
「あれ、なんか仲良くなったんだね。」
とAが嬉しそうに笑う。
「うん、とんでもないライバルだけどね。
でも負けないように、Aが僕の事しか
夢中になれないように頑張るから！」
と鼻息荒くAに宣言すると
「えいいよ、そんな事しなくて」
笑うA。
「え！？なんでぇ？？！」
軽くショックを受ける僕に
「だってそんなことしなくても
私はずっとソクジンに夢中だから。
これ以上好きになったら困っちゃう」
ふふふと嬉しそうに、にっこり微笑んで
僕の手に触れるAに
本当、彼女には敵わないと
思うソクジンなのでした。
完
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澤村ハチ(プロフ) - さやかさん» 感想ありがとうございます〜！そんなに言ってもらえて嬉しいです！フォリクまで嬉しいです！アカウントに鍵ない方はブロックかけてしまってるので、もしかしたらそれでかもしれないです汗 占ツクでよかったらメッセくだされば確認しますので言ってくださ〜い(TT) (2021年9月1日 21時) (
レス) id: 6b14ee1518 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - めっっっっちゃくちゃキュンキュンしました！！！今まで見てきた作品の中で一番好きかもしれません…！関係なくて申し訳ないのですが、Twitter飛んでフォローリクエストしたのですが、ブロックされてしまいました^^;もしも迷惑でしたらすみませんm(_ _)m (2021年8月25日 3時) (レス) id: 1b9f85f4f0 (このIDを非表示/違反報告)
澤村ハチ(プロフ) - あみさん» コメントありがとうございます♪作品名は僕の彼女のギャップが過ぎる。あーるじゅうはちです。R指定は、あみさんがR作品を表示するみたいな設定にしてないと表示されないみたいです 他にもR作品があるので年齢制限以上の年齢なら是非読んで感想いただけたら嬉しいです (2021年3月3日 23時) (レス) id: 5d4ca9cd00 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - いつも澤村ハチさんの作品は楽しく見させてもらってます。突然すみませんがR作品を見ようと思って全作品のところを見たんですが出てきませんでした( ；∀；)何というタイトルでしていますか？できればコメ返してくれると嬉しいです。 (2021年3月3日 22時) (レス) id: 6d4477579c (このIDを非表示/違反報告)
スミシー(プロフ) - めぇめぇさん» 読んでいただいてありがとうございます！R作品ですが、未成年の方でなければ設定をしていただければ読めると思います＾＾ (2020年7月19日 17時) (レス) id: 383a217cdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澤村ハチ | 作成日時：2020年3月4日 14時
