146 寝ちゃいますよ ページ3
Aside
「緑谷ってやつだろお前
ちょうどいいよ…
男のほうは…率先して殺しとけってお達しだ…！
じっくりいたぶってやるから…
血ぃ見せろ…!!｣
そう言い放つとヴィランはお兄ちゃんを遊ぶように
して
壁に打ち付ける
光太くんに被害が及ばないように私は少し離れたところに光太くんを引き連れた
やっぱりいまお兄ちゃんが出せる力ではこのヴィランには到底敵わない
ヴィランの戦闘スタイルは完全にちからでねじふせる
タイプ
対してそこに技術面を取り入れたお兄ちゃんは
言わば下位互換
私は武器や個性を使っても圧倒的技術勝負
やばい…こいつ
私との相性…めっちゃ悪い…！
《男のほうは…率先して殺しとけってお達しだ…！》
そしていま殺される確率が高いのは圧倒的に
お兄ちゃん
今ここでどちらかがダウンした場合
生きて帰ることすら叶わない…
「あ、そうそう…しってたら教えてくれよ…
爆豪ってやつと、
緑谷A…お前の妹だったか？
どこにいる？｣
…え？
…か…つ……き、と私…？
なんで…
「一応仕事はしなくちゃ…よぉ!!」
「ｳｱﾞ…ッ…」
「A…！」
咄嗟に飛ばされたお兄ちゃんを抱えて羽で飛ぶ
このままお兄ちゃんの怪我を治そうと油断したのが
運の尽きだろう
「あ”ぁ…っあ…」
「そうか…こいつがおまえの妹か
似てねぇからわかんなかったよ…」
後ろから羽を掴まれてビリビリと切り裂かれた
個性で生み出してるのに…なんで血が出るんだろう…
私の羽に亀裂が入り
ピキパキとがらすが割れるようにどんどん崩れた
痛みで声は出ず
やっとの思いで
「お兄ちゃん…勝って」
そう小さく呟いた後
私の意識は闇に溶けていった
━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━
━━━━━━
「っ…A！かっちゃん…！」
うつろな意識の中
両腕を縛ったお兄ちゃんの叫び声が聞こえた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 347人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あすぅ(甘氷) - 最初から読ませていただきました!面白かったです!続き楽しみにしてます (2022年2月6日 19時) (
レス) @page29 id: 8561b5144a (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - まだ、続いて欲しいなぁ,,,頑張って下さいぃ! (2021年11月9日 23時) (レス) id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - とても面白いです。続きが見たいです。更新頑張ってください。 (2021年10月29日 14時) (レス) @page16 id: f649cf9af2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すみれ | 作成日時：2021年6月25日 21時
