輩先生と純情びっち【鬼滅の刃】

（30）戻った ページ31

「おはようございます！！」


「っるせぇ！近所迷惑！」






ソファでスマホいじってたら耳元でクソうるさい挨拶。


マジでうるせぇ。






「イヤホンしてるから何回呼んでも返事なかったんだもん」


「ほんとにお前病み上がりなの？」


「綾瀬A 完全復活！！」






飛び跳ねるな。マンションの下の階に迷惑だろ。


肩バンバン叩いてくるから立ち上がると、バランスを崩した綾瀬手を引っ張ってやる。



体格差あるのに攻撃しやがる。子供か。







「ってお前下は？！」


「え？」





思わずその手を離した。


なんでコイツ下履いてねぇの？！






「え、もともとなかった」


「いや昨日の夜履かせたぞ俺のスウェット」


「起きたらこれだったけど。

いいじゃんほぼワンピだし」






たしかにかなり…いやめちゃくちゃブカブカ。

まぁ身長差40cmあるから半袖のはずが七分丈状態だし裾も膝上まである。


綾瀬はハッ！とした顔で部屋を出ていき秒で帰ってきたコイツの手には俺が履かせたはずのスウェット。






「脱げてた」


「まぁ仕方ねぇな」







苦笑いしながらそのスウェットを受け取る。







「そんなことよりお願いがあります」


「ん？」


「シャワー浴びたいです！」


「えーどうしよっかな」


「そこ考える？！」






ちょっと揶揄うとわーわー喚く。

まじで見てて飽きねぇなコイツ。






「嘘だって。だろうと思って風呂沸かしてあるから入ってきな」


「わーいありがと！」





と言って勢いよくリビングを出ていく。

が、すぐに帰ってきた。







「お風呂どこですか！」


「わかんねぇままどこ行こうとしてんだよ。

こっちだ」







リビングを出て、綾瀬を風呂に連れていく。

「広いね先生の家。稼いでるんだね〜」発言は無視。






「はい、その右のドア。着替え置いとくな」


「下着着替えたい」


「は？」


「ブラは我慢するけど！」






とかなんとか言われ、仕方なく近くローソンで女性下着購入。恥ずすぎる本当に。






「ただいま！」


「おう。ズボン履け」


「長すぎて歩けない」


「ま、俺足長いしなー仕方ねぇかダックスの綾瀬には」


「短足で悪かったね！」






ほら、キャンキャンうるさい。





「まじその格好童貞殺しだな」


「くっそ、先生殺せないじゃん」





お前俺のこと殺す気なのかよ。





「でもローソンのパンツじゃ萎えるわ」


「うざすぎ」



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