今日は静かに眠らせて（クサズ）完 (ページ1)

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必死のお願い🥺 ページ1

「ナム、、お願い。今日、そっちに泊めて欲しい。」

縋りつくような親友の言葉に正直RMは戸惑いを隠せなかった。

それでも、ホソクは必死でRMに目を合わせて懇願する。

ホソクが兵役を前に不安定になり、グループのマンネであるJKのSOSにも気づけない程追い詰められていることは、この前のWラでのやり取りでも否が応でも気付いていた。

普段のホソクなら、グループみんなのインスタ、Wラは全てチェックして、コメントしたり、フォローしたりしていたのに、最近は綺麗にまとめていたインスタを全て消去したり、Wラ中に涙ぐんだり、RMはグループのリーダーとしても、親友としても、何とかしたいとは思っていたけれど。

RMも兵役を控えており、作業をそれまでに終わらせたく焦っていた。

でも、気がかりだったJKもやっと実家に戻る決心をして、心配事が一つ減って、気持ち心が軽くなった気はしていた。

「うん、、分かった。ちょっと、作業したいし、大したおもてなしは出来ないけど、それで良かったら」
RMが優しく言えば

「僕の事は気にしないで。只、泊めてくれれば良いから。ナムの邪魔にならないようにする。」
必死に答えるホソクにいつもの笑顔はない。

寧ろ、今にも泣き出しそうだ。

「いや、ホソガが邪魔になる事なんてないよ。」
グループのみんなが一緒に居る時は場を盛り上げようとするホソクも、同じ年のRMと二人の時は至って静かだ。

二人の間には会話なんて無くても、静かな時間が穏やかに流れるし、色んな事も遠慮なく話せる。

グループの仲間として１０年以上一緒に暮らしてきたし、家族のようなものだ。

べたべたしたりしなくてもお互いの信頼関係は出来ている。

そんな二人でも今日は心なしか空気が重い。

事務所から二人、タクシーに乗り、RMのマンションの部屋の暗証番号を押して入っても、ホソクは
「お邪魔します。」
と、言っただけで、黙ってRMに付いてきた。

「ホソガ、、」
今日はどうしたの？とRMは言おうとしたが、疲れ切ったようなホソクの様子に
「とりあえず、俺は作業の続きするから、先にシャワー浴びてきたら？」
と、促した。

「ああ、、うん、。ありがとう。バスタオル借りて良い？」
と、ホソクは素直に応じた。

事務所に来た時からRMの家に泊めて貰うつもりで着替えとかは持ってきたのだろうとは思ったが

RM「着替えとか、他に貸して欲しいものはある？」
それでも念のため聞いてみた。