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角名「おはようAさん」

不意に後ろから喋りかけられ
振り向くと角名くんがいた

『おはよう!』

苛立ちもどこへやら?
それはドキドキに変わり少し嬉しいと思っている自分がいた。


角名「どこいくの?」


『自販機、喉乾いて』


角名「偶然、俺も。一緒にいこ」


『うん。角名くんは何飲むの?』


角名「うーん、やっぱポカリかな」


『へぇ、私アクエリアス派』


角名「お、議論が始まりそうだね」


『議論って笑』

ふふっと笑うと角名くんは嬉しそうに私の頭を撫でる


『昨日も思ったけど頭撫でるの好きなの?』


角名「どうだろ?Aさんだからじゃない?」


『え、』


角名「なんか表情コロコロ変わるところ犬みたい」


い、犬?犬を撫でるみないなノリか。
とちょっとシュンとしてしまう


角名「ほらそーゆーところ」

と笑い私の頭を再度撫でる


『もー、やめてよー。』

自販機につきお互い飲み物を買い
教室に戻る

角名「今日もご飯食べて行ってもいい?」


『うん!何時に終わる?』


角名「今日部活休みなんだ。バイトは?」


『休み!』


角名「じゃあ一緒に帰ろう」



『わかった、下駄箱で待ってるね』


私のテンションは最高潮だ。
その日の午後の授業はいつも以上に頭に入らなかった。


梨花と別れをつげ
足早に下駄箱に向かう

角名くんの後ろ姿が見え声をかける

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作者名:すみれ | 作成日時:2020年7月1日 1時

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