魔法15回目 ページ19
1.2.3.4……とカウントを取りながら踊る四つの星。Trickstarのプロデュース中だ。
「ふぃ〜」
一通り終わって疲れた様子の明星くんが前にばたんと倒れる。疲れてるのはわかるけどもう少しソフトな座り方ありませんかね。
『お疲れ様。細かいとこは最後に言うから、取り敢えずこれを飲みなされ』
「ありがとにいなみ！」
他の3人にも同じようにスポーツドリンクとタオルを渡す。今度のライブまで時間もないし、メニューちょっと変えようかな、なんて思いながらスケジュール帳を眺めていれば、後ろから抱きついてくる明星くん。
「こらスバル、にいなも女の子なんだからあんまり抱きつくな」
『大丈夫だよ、衣更くん。慣れてるから』
「えっ！？そうか……」
とおるくんとか双子とか、すぐ突進してくるんだよなぁ。元気なのはいいけど、そろそろ腰が限界。私だってもう若くないんだぞ。
そんなことを考えながら明星くんに何か用かと問う。
「最近にいなみ夏目と一緒にいるよね〜」
『うん、色々あって』
「ずるいよっ！俺とももっと仲良くしよ〜！」
「抱きついといてもっと仲良くしたいなんて、お前の仲良しの限界はどうなっているんだ」
「でも確かに、よく一緒にいるの見かけるよね」
私もよく分からない。カフェで仲良くなった日から、そんなに日は経っていないはずだ。なのに遊園地に誘う私も私だけど。ちょっと長く話したら友達だよね！って感じの人でもなさそうだしなぁ。
「この前も学食で口拭われてんの見たぞ〜？」
「え！何々、にいなみと夏目ってもうそういう関係なの？この前まで教室でもほとんど喋ってなかったのに！」
あぁ、ジャムの日ね……と考える。
『別に、みんなが期待するような関係じゃないよ。あの日はたまたま……』
そこまで言った途端、ある一連の会話を思い出す。
「にいなは十分可愛いと思うけド」
その瞬間、ぼぼぼ、と私の顔が一気に赤くなる。手で押さえても水の入ったペットボトルで冷やしても治らない。
「え！？何、たまたま何！？」
「正後ちゃんもしかして本当に……！？」
「ほう……」
「ちょっ……嘘、正後さ〜ん！？」
その後、佐賀美先生が様子見に来るまで防音練習室は騒がしかった。
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桜乃茜(プロフ) - リンゴアメ!さん» ありがとうございました！夏夢お幸せに！！ (2020年5月17日 23時) (
レス) id: 5ed7d96c32 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴアメ! - 夏目と夢主ちゃんの恋、永遠に応援してます!!お幸せに!! (2020年5月17日 23時) (レス) id: 4fea662fb0 (このIDを非表示/違反報告)
桜乃茜(プロフ) - ふがしさん» 何度もコメントをいただいてとても嬉しかったです！夏目くんいいですよね〜^ ^最後まで応援ありがとうございました！今後も頑張ります、よろしくお願いします！ (2020年4月17日 14時) (レス) id: 5ed7d96c32 (このIDを非表示/違反報告)
ふがし(プロフ) - 夏目くんと夢主ちゃんを最後まで応援できてよかったです！全部の話が面白かったです。夏目くんはやっぱり最高！！作者さんの違うお話も応援させていただきます^_^ (2020年4月17日 14時) (レス) id: 6aa67785d1 (このIDを非表示/違反報告)
桜乃茜(プロフ) - 雪さん» へああああああ！！すみません、嬉しすぎて昇天しかけてました(( お話はあと少しとなってしまうかもしれませんが、今一度夢主ちゃんと夏目くんの応援を、よろしくお願いします！ありがとうございます！ (2020年4月15日 20時) (レス) id: 5ed7d96c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜乃茜 | 作成日時：2020年3月26日 12時
