・ ページ23
かぶってごらん!恐れずに!
興奮せずに､お任せを!
君を私の手にゆだね
だって私は考える帽子!
歌が終わると広間にいた全員が拍手喝采をした
四つのテーブルにそれぞれお辞儀して帽子は再び静かになった
「僕達はただ帽子をかぶればいいんだ！フレッドのやつ､やっつけてやる。トロールと取っ組み合いさせられるなんて言って」
ロンがハリーとAに目を合わせそう囁いた
Aは不安を募らせた
もしかして血統や知識で決められちゃうの？嫌よそんなの
母さんが言ってくれたことを曲げてしまうようで私は少し不満だった
マクゴナガル先生が長い羊皮紙の巻紙を手にして前に進み出た
「ABC順に名前を呼ばれたら､帽子をかぶって椅子に座り、組み分けを受けてください
アボット・ハンナ！」
ピンクの頬をした金髪のおさげの少女かま転がるように前に出てきた
帽子を被ると目が隠れるほどだった
腰をかけた。一瞬の沈黙……
「ハッフルパフ！」と帽子が叫んだ
右側のテーブルから拍手があがりハンナはハッフルパフのテーブルに着いた
次のボーンズ・スーザンはレイブンクローだった
そのままブート､ブロックルハーストと続き
「ブラウン・ラベンダー」が初めてのグリフィンドールだった
ブルストロードと次々と名前が呼ばれていく時不意にハリーに目をやるととても顔色が悪かった
「ハリー､大丈夫？気分悪いの？」
「あぁA､大丈夫。少し緊張してて」
ハリーを気遣うAも内心心臓が大きく跳ねたり縮んだりして気が気じゃない
「私もよ､でもそんなに心配することないわ
私は多分ハッフルパフ」
ハリーの肩に手を置くとハリーはAの瞳を見つめた
「僕Aにスリザリンには入って欲しくないよ
むしろ同じ寮がいい。僕の初めての友達だから」
どこかうるっとしたハリーの瞳にはハリーに微笑むAが写っていた
「私もハリーと同じ寮がいい。勿論ロンもね」
その時ハーマイオニー・グレンジャーがグリフィンドールと叫んでロンがうめいていた
「僕どの寮にも選ばれなかったらどうしよう
そのままマクゴナガル先生に汽車で送り返されたら…」
ハリーがそんな恐ろしい考えに囚われていた時ネビル・ロングボトムがグリフィンドールと決まった
ネビルは帽子を被ったまま駆け出して爆笑されていた
「ハリー､とても失礼なことを言うけど彼が入れるならハリーも入れるよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 843人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出るのも読んでみたいです！ (2022年5月27日 21時) (
レス) @page47 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
かものはし - 凄く面白かったです！！続き楽しみにしています(^^)更新頑張って下さい！！！ (2022年5月7日 18時) (レス) @page21 id: 81b633d03b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!主さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月15日 3時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年10月31日 22時) (レス) @page20 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2021年9月26日 23時
