第1章《ホグワーツからの手紙》 ページ1
「A！落ち着いて聞くんだ!!」
「まず兄さんが落ち着いた方がいいと思うよ」
血走った目で私の部屋に駆けてきた私の双子の兄─────ロルフ・スキャマンダー
「見てほら!!ホグワーツだ!!」
少し古びた手紙を掲げて狂ったように兄は叫び出した
「兄さん､冷静になって…本当に落ち着いて。これはホグワーツじゃないよ」
「違うんだってこの手紙だよ！ホグワーツからだ！」
Aは喜びで謎のダンスを始めるロルフから手紙を奪う。きっと兄は狂ったようにじゃない。狂ってる
「ホグワーツに入学するの？」
入学と聞きAの脳には喜びと同等に積もる不安があった
「嬉しくないの？」
「嬉しいよ勿論､でも私には動物達のお世話がある…まぁトランクで持っていけばいいか」
ロルフがギョッと過剰な反応をとる
「おい､あのトランク持ってくの？昔おじいさんから聞いたろ？ニューヨークで魔法動物をトランクから逃がした話！」
「耳に蛸が出来るくらい聞いたよ､でも私はお祖父さんから動物達のお世話を任されたの､私には命よりも大事な子達だから…」
膝ではニフラーが静かな寝息をたて寝ていた
「良いよな動物達はAに命よりも大切にされてさ」
「とりあえず返事を書かないと…」
「もう父さんが飛ばしたよ､今から出掛けるのさ」
早く準備しろという兄の言葉に頭に？の文字が浮かぶ
「どこへ？」
「ダイアゴン横丁だけど」
「もう行くの？早いんじゃないかな」
「早めに準備をしておいた方がいいってさ。大丈夫だ。ダイアゴン横丁までAをしっかり案内する」
「そんなこと気にしてないから」
兄が母から「気遣いもいいけど少し抑えてね」と言われていた時のことを思い出す
ご最も､兄は私に執拗い所がある。妹思いとはまた違う。
そんな兄にAは蔑みの目をしていた
「そんな目で見ないでくれ…」
「ならそんな目で見られないような行動をして欲しいね」
ロンドンの家を出て､喋り続ける兄に構わず私はダイアゴン横丁まで向かった
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レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出るのも読んでみたいです！ (2022年5月27日 21時) (
レス) @page47 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
かものはし - 凄く面白かったです！！続き楽しみにしています(^^)更新頑張って下さい！！！ (2022年5月7日 18時) (レス) @page21 id: 81b633d03b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!主さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月15日 3時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年10月31日 22時) (レス) @page20 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2021年9月26日 23時
