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Cinderella.40 ページ4

『…凛月くん、そろそろ機嫌直したら?』


「さいっあく…兄者と同等…もしかしたらそれ以上かもしれない…はぁ、無理。」



放課後、セナハウスに集まったKnights面々。
いつもなら凛月くんを引きずる側のあたしと嵐くんは何故か今日は引きづられた。



「うがー!ぜんっぜん霊感(インスピレーション)湧かない!原因はあいつだ!あの女!甘ったるい香水つけておれの邪魔をしたからだ!くっそ、一生許さん!」



どうやらこちらもご立腹のようです。



「一体何があったのですか御二方は…」


「さぁ?でも今朝の転校生が原因みたいだねぇ?」


『え、転校生呼びって…泉先輩、彼女と知り合いなんじゃないんですか?』


「はぁ、まぁ一応ね?俺、女と深く関わるつもりは無いからぁ。」


『とりあえず1回自分の胸に手を当ててその言葉復唱してから過去を振り返ってようか?』


なにが、深く関わるつもりは無いからぁ。だ!

あたしの…ファースト……ファーストキス!


あの日にかっさらっていったアンタに問うてやりたいぞ!


「とにかく、2人がこの調子じゃそのうちKnightsにも影響が出てきそうよねぇ…どうやらAちゃんは睨みをきかされたみたいだし…?」


『えっ…あぁ。』



嵐くんはあたしを見て左手をとり摩りだした。
どうやら、握手で強く握られたことに気づいていたみたい。

それを聞くと泉先輩が「ゆうくんとAに手ぇ出したら捻り潰す」なんて言うからさ。

そのうち天祥院先輩と共闘しそうで怖いわ。



うーん、Knightsの面々からよく思われていないのは把握した。
同じクラスじゃなかっただけ、めちゃくちゃありがたい。



確かアンナは2-Aだっけ?
Knightsや2-B以外とは大きく関わったことなんてそんなに無いけど、ご愁傷さま。


真、あんたのセコムがいつか発動するからその日まで無事でいてくれ。




『いやぁ、一難来そうですねぇ。』

「ちょっと何貫禄のある老婆みたいなこと言ってんの。アンタがいちばん危ないんだからねぇ!?」

『まあまあ、落ち着きなされよ泉先輩。あたし、タフだから…☆』




バチコン、とウインクをかますと馬鹿じゃないのぉ!?って怒られた。
すんまそ。



「ううん。今のところは様子見しか出来なさそうだなぁ?あ、おれは関わりたくないから!あいつをおれに近づけるなよ!王様命令だ!」



『無理難題言うな。監視でもしろってか。』




なんて言葉は月永先輩には届かず呆気なく消えていった。



.

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さゆな(プロフ) - 空麦さん» ありがとうございます!と言いつつ続編また出来ちゃいました...笑 これからもよろしくお願いします! (2019年6月25日 23時) (レス) id: b90089acae (このIDを非表示/違反報告)
空麦 - 元、麦ちゃんです♪続編おめでとうございます!!本当に、面白いです♪これからも、頑張ってください。応援してます! (2019年6月24日 20時) (レス) id: ad939e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
さゆな(プロフ) - 零さん尊いさん» ひええ!ありがとうございます!そろそろ終盤なんですー!頑張りまっす! (2019年6月20日 20時) (レス) id: a613cbb65f (このIDを非表示/違反報告)
零さん尊い - 続きが気になります!無理をしない程度で頑張ってください! (2019年6月18日 23時) (レス) id: f191d1a880 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さゆな | 作成日時:2019年6月17日 16時

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