天使.17 ページ19
*
飛び出していってしまった
それを私は、"レオおじさん"の後ろからただ見つめるだけ
足が少しだけ動いた
けれど私の前にそっと手を出して静止したのは"レオおじさん"
｢…過去のおれには悪いけど今のうちに帰ろう。｣
｢いいのかえ？｣
｢ああ、いいよ。多分、"おれ"に影響はないだろ？｣
｢ふむ…まあ、百とは言いきれんがの。ほぼないと思うぞい。｣
私を背に隠し、少しばかり恐ろしい内容を交わす2人
つまりは、今のまま放置をして未来の自分に影響が出ないか懸念しているらしい
___そう思うなら、何とかしてよ
この時初めて、私はおじさんに対してしっかりと反抗心を抱いた
自分ではなんとかできない、だから貴方がなんとかしろ。
なんてわがままな対抗心だった。
｢…A？｣
気づけば私は、おじさんの目の前にたっている
この人は怒ると怖い
それは昔に1度だけ、怒らせてしまってから知っている。
だけど、思い通りにいかず理不尽に怒るような人ではない
だから私は恐る恐るだけど、おじさんを睨んだ
本当は、そんな資格もないのだけれど。
『情が…ない、訳じゃないです。だから私…その、"れお兄さん"を探してきます！』
それだけを告げて、私もスタジオを飛び出した
１ヶ月ばかり学んだ、私からしてみれば古くて非現代的な学院をかけまわる
未来の夢ノ咲とは違うところがあって、あるはずの道がなかったり逆に無いはずの道があったりと
私を迷わせるには充分だった
そして案の定
『迷った…』
息を切らして、私はトボトボと廊下を歩く
『…ん？』
するとずーっと先の廊下の隅でなにかが蹲っているのが見えた
それは独特的なパーカーを着ていて
私と同じ、橙色の髪をしている
見つけた
私はすぐさま駆け寄った
距離が近くなればゆっくりと歩み寄り、
『兄さん、みーっけ。』
｢！？｣
後ろからやんわりと抱きついた
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 258人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢花(仮垢) - はよ！はよ！！！(ゆうたくんと同じクラスなの嬉しい((殴 ) (2019年7月9日 10時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
さゆな(プロフ) - 夜月さん» 夜月さんこんにちは！私です！ww幼女にするか悩んだんですよ...ありがとうございます！更新頑張るのでよろしくお願いします！！ (2019年7月2日 11時) (レス) id: b90089acae (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 誰かと思ったら貴方様でしたかwシンデレラの方も見てます♪今回は…レオ(knights)中心なんですかね？いやーレオが叔父さんw想像つかないw私に天使が舞い降りたにタイトルが似てたので幼女かな？って思ったらまさかの物理的()こっちも展開楽しみにしてます♪ (2019年6月30日 12時) (レス) id: 3bb4ad65c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さゆな | 作成日時：2019年6月29日 8時
