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A「はぁ…」

朝から重たいから…
憂鬱どころじゃない
控えめに言って死にたい

美咲「A!おはよう!今日どうしたの?」


私の教室の前で待っていた美咲が
私に駆け寄る


A「あ、寝坊しちゃって…」


美咲「なら、いいんだけど…」


A「…教室入るね」


美咲「あ、うん…」


避けた、今のは感じ悪かった
本当に、私って…


愛「おっはよー」


祐基「遅かったね〜」


A「寝坊しちゃってさ!」


祐基「目、赤くない?」


A「そう?」


愛「腫れてない?」


A「寝すぎかな」


愛「ふーん?」


愛ちゃんの首を傾げる仕草に
バレたんじゃないかと肩が震える


祐基「期末の勉強いつする?」


しまった…今日4人で勉強するんじゃん


祐基「Aちゃん?」


A「き、今日以外なら大丈夫だよ。今のところ」


愛「私たち毎日勉強するからさ、A来れる日来てよ。」


A「あ、わかった」


祐基「そのほうがいいね」


毎日そっちに参加したいんだけど…





最悪…雑用なんて、休み時間なくなるじゃん。
ノートの束を持って歩く

あ、海君
いつもは佑亮を追いかける目も
朝の事が頭に残ってて海君を
見つけて目で追いかけてしまう

女子と話してるし…
今まで、海君のことよく見てなかったけど女子と仲良いんだよね
やっぱ、軽い気持ちの好きなんじゃん…
ちょっと悩んだ私バカみたい

ノートを置いて教室に足早に戻る


A「はぁ…」


愛「おかえり〜」


A「あ、ただいま」


愛「今日ため息ばっかりだね」


A「あはは…」


愛「どうしたの」


A「なんでもないよ」


愛「ほんとに?」


うん。
そのひと言が喉でつかえた


愛「ほらほら、」


愛ちゃんが私の頬を引っ張る


A「…」


愛「Aの味方だから」


A「愛ちゃん…」


愛「大丈夫」


A「私、本当に振られちゃった」


愛「え?」


A「佑亮に」


涙を堪えるために無理やり笑う


愛「…ごめん」


A「え?」


愛「私が、無理なことばっかり言ったし、Aの気持ち無視して背中押してばっかりで…」


A「ううん…」


こういう時に限っていい言葉が見つからない。
愛ちゃんのおかげで、佑亮と距離ができずにすんだのに。
愛ちゃんがいなかったら、
佑亮と話せなくなってたかもしれないのに…


A「愛ちゃん…」

泣きそうな愛ちゃんの顔をみると
私まで泣きそうになる

愛「ごめん、A…」

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作品ジャンル:恋愛
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ろく(プロフ) - めるてぃ*さん» いやいや本当のことですから(o´艸`) (2016年12月21日 0時) (レス) id: 56aeefca96 (このIDを非表示/違反報告)
めるてぃ*(プロフ) - ろくさん» そんなこと言って言って頂けて光栄です( ; _ ; ) (2016年12月19日 0時) (レス) id: 5f3655955a (このIDを非表示/違反報告)
ろく(プロフ) - めるてぃ*さん» めるてぃさんの作品最高に好きです(o´艸`) (2016年12月16日 18時) (レス) id: 56aeefca96 (このIDを非表示/違反報告)
ろく(プロフ) - KTさん» こんな具体的にありがとうございます!!すごくいいです(o´艸`)参考にさせてもらいます〜! (2016年12月15日 22時) (レス) id: 56aeefca96 (このIDを非表示/違反報告)
めるてぃ*(プロフ) - ろくさん» 読んでくださったんですか( ; _ ; )嬉しいです( ; _ ; ) (2016年12月15日 22時) (レス) id: 5f3655955a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろく | 作成日時:2016年12月4日 10時

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