好き、好き、大好き2 (ページ1)

今日:39 hit、昨日:17 hit、合計:95,428 hit

41 ページ1

愛「おはよー！ってなんて顔してんの？」

A「おはよ…」

祐基「Aちゃん？」

２人に会ったら、安心してと言うか、涙腺がつい緩んだ

A「う…」

愛「な、なになに！？」

祐基「は、はいティッシュ！」

A「うっ…あ、ありがと」

愛「どうしたの？大丈夫？」

A「っだ、大丈夫…」

祐基「落ち着いて？」

A「うん」

愛「もー」

２人に迷惑かけてる…

A「ごめん…」

愛「謝んないの」

祐基「はは、大丈夫って」

やっと落ち着いて
２人の顔を見る

愛「大丈夫？」

A「うん」

祐基「何があったの？」

A「あの、何ていうか…」

美咲のことで言葉が詰まる

愛「藤崎さんって、福田君好きだよね」

愛ちゃんが私の言いたいことを
察してくれたように言った

祐基「えっ！？そうなの？」

愛「よく、休み時間とか、福田君とよくいるし、」

A「…」

愛「誰にも言わないし、大丈夫」

A「うん…」

祐基「え？え？」

愛「藤崎さんに協力してるの？」

A「…」

コクリと頷く

祐基「自分もって言わなかったの？」

A「…」

愛「言いにくいでしょ」

祐基「うーん、確かに」

A「帰りも、私もう多分佑亮と帰れないし…」

祐基「え？」

A「私から、断った」

愛「A…」

A「私、このまま終わっちゃうかも…」

今、なんでもネガティブになれる
この前までの威勢は何だったんだって感じ

愛「諦めるってこと？」

A「…」

愛「Aがいいなら、いいんじゃない？」

祐基「え？」

A「…よくない」

愛「ね？Aさ、佑亮君のこと誰よりも知ってるじゃん。ズルいかもしれないけど、家だって隣だよ？藤崎さんの見えない所で攻めればいいじゃん」

A「ずるくない？」

愛「ずるくていいじゃん。藤崎さんだって、自分だけ好きな人言って協力してもらってるじゃん」

A「でも、美咲私にも確認したんだよ？好きじゃないかって」

愛「そこではい好きですって言える人いる？そんなの、言えないでしょ」

A「でも、」

愛「ずるくなきゃ、勝てないよ？Aは正々堂々と戦おうとしすぎ」

愛ちゃんの言葉がグッと刺さった