No.041 ページ43
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『…教えて、くれる?』
夏喜「…俺もね、嘘ついてた」
『え?』
夏喜「第一印象、違う人の名前出したんだけど、本当に一番最初に、教室入った時一番に目が合ったのは、Aちゃんだった」
『…うん、』
夏喜「めちゃくちゃ可愛い、綺麗だなって思った。」
『ぇ、』
夏喜「だけど、可愛すぎて、ってか綺麗すぎて、これ俺負けるわって、周りイケメン多いから」
『そんな事ない、』
夏喜「え?」
『夏喜くんはカッコイイよ。』
夏喜「…っ、」
《井上:あかん!惚れたわそれは!!あかんよ!》
《Niki:今のはやばいね》
《鷲尾:キュンキュンしすぎて死にそう》
夏喜「…っ、そ、れに、…Aちゃんのこと狙ってんだろうなって思う人が、沢山いたから、諦めて…でも、諦めきれなくて、今日、チャンスだと思って、声をかけました。」
『…嬉しい、ほんとに、なんか、どうしよう、めちゃくちゃ嬉しい…ほんとに、幸せ、』
夏喜「…うん」
『諦めないでいてくれて、ありがとう…』
夏喜「諦めないで誘ってよかった。…やべぇ、泣きそう」
『え?笑』
夏喜「まじで、タイムウォッチ止める時さ、数えてなくて。」
『え、そうなの?』
夏喜「ただ、“Aちゃんと一緒にいられる時間がたくさん出来ますように”ってお願いしたら、ピッタリだった」
『…泣いちゃう』
夏喜「泣くなよ笑」
《井上:…カップル成立やん》
《鷲尾:ずっと見てたい、このふたりを》
《Niki:初々しい…》
『ついたー!』
夏喜「やべぇ!テンション上がる!」
『夢だったの!桃に齧り付くの!』
夏喜「齧り付くの?笑」
『うん!かぶりつきたい!』
夏喜「ははっ、可愛いな」
《井上:ちょっと待って!夏喜のこんなに笑顔なの初めて見たで!》
《Niki:いい笑顔!!》
《鷲尾:Aちゃんも顔乙女だけど楽しんでそう、いいなぁ》
桃を採り、2人手を洗い食べようと渡された果物ナイフで皮を剥こうとするA。
着ていた長袖のカーディガンを夏喜が捲る。
夏喜「なんか、昨日のカッコも可愛いかったけど、今日も可愛いね」
今日のAは白のオフショルダーの半袖にオフホワイトのカーディガン、薄いジーンズ生地のボトムスにサンダル。
『…今日は、可愛くしてみた笑』
夏喜「めちゃくちゃ似合ってます笑」
『ありがとう笑』
Aが器用に桃を剥き半分に割り種を取り出す。
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s - とっても面白いです!たくさん更新してくださり嬉しいです♪続き楽しみにしてます! (2020年10月25日 22時) (レス) id: 6f1a5651d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2020年10月23日 13時