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No.032 ページ34

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夏喜「…なんで、俺なの?」




《井上:切り出すの早いな!!》




まみ「…ごめんね」




申し訳なさそうに謝りそう言ったまみに夏喜が真剣な顔で向き合う。




まみ「あのね、海の時、Aちゃんと話してみれば?って言ったんやけど、ほんまは嫌やってん…」

夏喜「…え、」

まみ「ほら、私さ、周りから大人っぽいとか言われるんよ。…でも、ほんまはそんなこと無くて、もっと違う私を見て欲しいって思ったのが、夏喜くんだった。」

夏喜「…うん」




夏喜の手は止まりただ手元を見るだけ。




まみ「背中押したのは、私の自己満。…ほんまは、行って欲しくない。だって行ったら、夏喜くん、Aちゃんの事ほんまに好きになっちゃうやろ?きっと、」

夏喜「否定は、…しない。」

まみ「やろ?笑」




だからね、とまみは涙を滲ませた。




まみ「鍵、見つけることが出来たら、夏喜くんを誘おうって思ってた。…もし見つけたら、神様が、素直になれって言ってくれてるんだなって、思うようにした。」

夏喜「…」

まみ「ごめん、ほんまに。私な、まだ出会ったばっかやけど、夏喜くんが好きやねん。」




《Niki:えーーー!!!言った!!!!》
《鷲尾:意外!》
《井上:夏喜、顔!!!驚きすぎや!!!》




まみ「夏喜くんと、付き合いたい。もし付き合ったら、きっといいカップルになれると思う。…だから、私のこと、少しでも、ううん、いっぱい考えて欲しい」

夏喜「…ぅ、ん、」




その後は黙々と食べ、たまに喋るも話は続かず、重たい雰囲気が小屋に流れていた。




《井上:これは…うん、》




一方、夏喜とまみが出ていった背中を見てAが涙を流しそうになる。




『…やっぱ遅かったんだ、』

あさみ「…A、」




その会話に聞いていた壱馬と慎、大樹の顔が曇るのがわかった。

Aは食事の時もぼーっとし、あまり喋ることは無かった。





2日目、───────終了





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作品ジャンル:恋愛
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s - とっても面白いです!たくさん更新してくださり嬉しいです♪続き楽しみにしてます! (2020年10月25日 22時) (レス) id: 6f1a5651d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラベン | 作成日時:2020年10月23日 13時

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