今日、大好きになりました【R＆F】２

No.083 ページ37

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壱馬→A




慎とAがじゃれあってる時、




壱馬｢…あのー、｣




飲み物を2つ持った壱馬が来た。




慎｢…あ、…じゃあ、A、また｣

『うん』

壱馬｢ごめんな｣

慎｢いえ。…じゃ、｣




立ち去った慎を見て壱馬は優しく笑って持っていたグラスをAに手渡す。




壱馬｢めちゃくちゃ綺麗やん｣

『へへっ、ありがと』




グラスを受け取ったAはその中の飲み物を飲む。




『あ、これ美味しい』

壱馬｢A、果物好きって前に言ってたから｣

『うん、グレープフルーツの味』

壱馬｢俺も好きやねん。…果物｣

『そっかぁ、趣味合うね』




美味しいっ、と優しく笑って飲むAに壱馬は不安そうにAの顔を覗き込む。




壱馬｢…誰のこと、考えてるん？｣

『…え、』

壱馬｢俺の事？それとも慎のこと？…それとも、…夏喜？｣

『っ、』

壱馬｢今日話してないやん｣

『そ、だね、』

壱馬｢…しんどい？｣

『…んー、まぁ、』

壱馬｢好きな人にはさ、幸せになってもらいたい｣

『うん、』

壱馬｢俺のことは大丈夫やから、自分の思ったようにやればええやん｣

『いいの、かな、』

壱馬｢…ええで。それでもしAの事を傷付ける人がおるんやったら、俺はそいつを許さん。｣

『…ありがと』

壱馬｢大丈夫やから。｣




頭をポンポンと撫で優しく笑った壱馬はじゃ、と言いみんなの元へと戻った。

Aは1人残って溜息をつき、昼間のことを思い出す。




ツーショットを誘う決意をしたAは壱馬を呼び出したのだ。








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