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episode18 ページ18

「やっぱ21って若いね……」




手に持っていたコーヒーカップをお皿の上に置いたら
カチャンと音を立てた。


「お!!なになに?!」


私の話に身を乗り出すくらい興奮気味なのは
同期入社だけど他部署配属になってしまった
仲良しの理央ちゃん。





もちろん仲良しの理央ちゃんにも
あの平野紫耀と付き合ってるなんて言える訳がないから

歳下の“ショウ”っていう彼がいることしか話していないんだけど


「噂のショウくんのこと?!教えて!」


陰で魔性の女と言われてるとか言われてないとか…とにかくいつも隣に違う男を連れ回してる理央ちゃんは「男は30過ぎてから」が口癖だから

歳下と付き合ってる私の恋愛話にやたら食いつく。







私が呟いたのは、

今日の明け方にあったあの出来事のせいで








「疲れてるからこそ癒してよ」


そう言った紫耀くんは
私に深くキスをして

「ふははっ、Aさん急に体温あがってる」


私の背中に回した手があついもーんなんて言いながら

あんな時間の私をあっという間にその気にさせて

「…今日はAさんを味わいたいねん」

なんて…掠れた声で囁きながら
いつもよりゆっくり、
なにかを確かめるように優しく私を抱いた。


そして、朝出掛けに玄関でお見送りをしようとした私に

「Aさん充電できたから稽古も収録も頑張れそう」


やけにスッキリした顔で言った。



それにしても、あのスケジュールをこなしたあとのあの時間にその気が起きるっていう事実が


やっぱり若いなぁ… って感じで


「歳下ってそんな感じなんだ〜!一度味見してみよーかなぁ」


私の話に大分ゲスなこと言う理央ちゃん。



「てか一回でいいからお目にかかりたい!Aちゃんのショウくん!」


「無理だよ忙しいし〜」


でも、私もいつか紫耀くんを自分の友達を紹介できる日が来るといいな、なんて思った。

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設定タグ:King&Prince , 平野紫耀 , キンプリ   
作品ジャンル:タレント
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作者名:こまち | 作成日時:2019年1月4日 0時

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