コダチダリア side.T ページ15
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「...お買い物リストですわ」
「ほう？これが？」
意を決したかのように言葉を紡いだご令嬢。
グルッペンは疑いの声をかけた。
「ええ。こちらには明日 来客される方たちの好みや嫌いなもの、同じ年代のご子息やご息女がいるのであればその方たちの好みも書いております」
「...何人分だ？」
「明日は三名お見えになります。
＋αで増えておりますが...」
"あるふぁ"とは何なのか不明だが、あの文字数にそれだけのことが書いてあるんか、と素直に感心した。
「内容を詳しく聞いても？」
「......一番初めに記載している方は骨董品よりも小物に気を遣う、という意味です」
紙とにらめっこしていたグルッペンに手招きされたので、シャオロンが逃げ出さないよう捕まえてからソファーに近付く。
文字はキレイだったが、紙を見ても先ほど聞いた内容だとは到底理解できなかった。
「言ってることは嘘で俺らの内情のこと書いてるんちゃうん」
「こちらに来てからペンを借りていません」
「...まぁ我々のことを書いていたとしても、失くした時点で黙っているだろうな」
確かに、確認されるのは重々承知のはず...
なのにわざわざ探しているということは、本当にその内容が書かれているからということになってくる。
「ん？ところでなぜこれをシャオロンが持ってたんだ？」
ソファーの背もたれに肘をついていたシャオロンは肩を跳ね上がらせた。
ご令嬢も苦笑いを零しながら視線を泳がせていた。
いや、アンタは悪りないやろ
「ひ、拾った...そう！拾ったんや！」
「...しかしトントンは見た者ではなく、名指ししたが？」
「あー、その...」
「書類を持ったシャオロン様とお会いましたの。
書記長様に会うまではシャオロン様以外お会いしてませんので、もしかしたらシャオロン様が通った道に落ちていないかと思い尋ねましたの」
...ほんまのこと知ってるワイがおんのに、そんな嘘つくか？
なんか企ててんとちゃうやろな...
「...そうなのか？」
「え、えっと...」
まさかのフォローにシャオロンも頭が回ってないようだった。
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あびゃ - あ、あ、あ、すきです………！ (2020年9月28日 18時) (
レス) id: f84fa23a4c (このIDを非表示/違反報告)
アズライト@pitter - 7-10様 それなすぎてつらいです(?) (2020年9月20日 20時) (レス) id: 9961c78004 (このIDを非表示/違反報告)
7-10(プロフ) - あー！あーーー！！！すきです！！！！！！！！！悪役令嬢の！！概念が！！！壊れる！！！！！！！でもすき！！！！！！！！！！！！！ (2020年9月17日 3時) (レス) id: ffef8138f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふたみや遥
| 作成日時：2020年2月22日 20時
